「主演はヤマト。共演できて嬉しい。」とはキムタクの言葉。
少年時代のロマンであった宇宙戦艦ヤマトの実写版ムービー。
あの機動戦士ガンダムにも大きな影響を与えたヤマトだが、
森雪役に黒木メイサの起用もあり期待を込めて観に行った。
いやあ、最高でした。
映像が。
ストーリーは急造感丸出しで、随所に突っ込みどころ満載。
特に最初の艦橋でのひとコマは、何の茶番かと(笑)
とにかく、突っ込みどころ満載です。
テレビで十分。
ヤマトも、元々1年間かけてドラマの中で成長していくから感動を誘うわけですが、
それを実写で2時間20分でまとめるにはあれが限界なのかな。
最新のVFXで魅せたいのはわかる。
しかしそれがメインであっては当時のヤマトファンは納得しないはずだ。
最近、昔の人気アニメの実写版が増えてきて、
公開前に一斉に話題だけ盛り上がるが、
実際に見てみると、なんだこりゃ・・・
そうなるのも期待が大きいからでしょうかね。
子供の頃に食べたレストランのチョコレートパフェ。
大人になって自分の金で食べると、特になんでもなく感動も無い。
なんかそんな感じなのって、俺は嫌だ。
昔のアニメの実写版を人気アイドルが主役としてやるのは良い。
しかし原作を、今回はそのヤマトを観たいなら、
どうかビデオレンタルして第1話から見てほしい。
そして、機動戦士ガンダムも、第1話から第43話まで見て感じて欲しい。
映画版などは、その後に見てほしい。
今回、観て後悔はしていませんが、やっぱりな・・・と言う感じでした。
設定や進行が安易過ぎ。
ラストの特攻はよかった。
ただあまりにも短くまとめすぎなので、
大変申し訳ないが、超個人的な感想として、
映画館で観る映画としては、星1つですかね。
「ヤマト、もったいない。」
これが正直な気持ちです。