NHKスペシャル 激流中国 上海から先生がやってきた ~貧困の村で~




ひどく心を打たれた。


何不自由なく育った上海の超一流女子大生。


卒業後は一流企業への内定が決まっていた。


しかし、1年間の農村部への先生としてのボランティア生活を決断していた・・・




住まいは高層マンション。


晩餐では家族全員で蟹を食べている。


将来の自分のために電車で二日間かかる農村部へ1年間行き、


ボランティアで先生をすることを決めていた。


将来の自分のためになるからと笑いながら言っていた。


ヘラヘラとケラケラと・・・。




電車で丸二日・・・


驚いたこと。


その中学の学生寮は2段ベッドに6人が寝ている。


食べ物を入れる箱の中はほとんど空で大きな饅頭を一つをみんなで分けて食べるという。


おかずは? ・・・。あるわけない。


生きていけるの?


先生としてやってきた上海育ちのお嬢様である女子大生が言う・・・




冬にはマイナス20度にもなるという・・・


農村部の自然は厳しい。


畑は痩せ、少しでも収穫をと山の頂まで段々畑。


しかし作物の収穫はそれでも乏しい。


農村部の平均年収は都市部のそれの10分の1程度。


この地域は最貧困地域だという・・・




有名な大学へ進学するために、


信じられないだろうが、


朝起きて身支度を整えるとすぐに窓の外からの明かりで教科書を読んでいる。


これを寝るまでずーっとやっているから凄い。


しかも全生徒がそうしている。


休み時間になど遊んでいる生徒など一人もいない。全員が教科書を読んでいる。


自分が遊んでいればどうなるか知っている。


つまり農村部では学力で上を目指すしかない。


都市部の少しでも良いへ学校へ進学、就職し、家庭を助けることを考えている。




なんということだ・・・


日本の格差社会など格差とは言わないな。


楽したか、怠けたか、勉強したか、努力したか、その差なだけだな。


日本の格差は格差じゃねーな。怠けかもな・・・同じくそのあとにNHKでやっていた学校へ携帯電話を持ってきていいか?などという日本の高校の問題などはなんの問題でもなく感じた。日本はのんきだ。




ある生徒の家は父親が亡くなってしまい、母は足を怪我している。


家に働き手がいないため、また母親を病院にやるためにお金が無いからシステムをよく理解せず借金をした。


また姉を進学させるため弟が畑で働く。


彼は進学を諦めたのだろうか・・・


母を病院に診せるため街の銀行で仕組みを知らない借金をしてしまったも仕方がない。


農村部には経済システムなどないに等しい。


というか必要がなかったわけだから知りようもない。


銀行はマニュアルどおりに貸すだけは貸すのだろうか・・・




借金返済をするためにとにかく働く弟。でも返済できない。




上海から来た先生がこの家族のために学校に奨学金を推薦した。しかも強く推薦した。


この家族の姉のためにだ・・・


しかし落選した。




それを知った弟が発した言葉に胸を痛めた。


まず、家畜は処分し、畑は人に貸す。


姉は進学を目指して頑張って公務員になってくれという。


自分は、出稼ぎに行く・・・


母親の面倒は誰が?・・・


母親は親戚に順番に面倒を見てもらうしかない。


(すごい決断力・・・心からこの弟に感心する・・・。弟は10代ですよ・・・)




これに対して母親は、なにもできずに「すまないねえ。」


ここで俺は1泣き・・・




上海から来た女子大生の先生は、何もしてあげられない自分の非力さを感じていた。


そして上海の家族へ泣きながら手紙を書いていた・・・




借金を減らすことはできないか?街の銀行へ先生と姉が向かう。


弟は街で仕事を見つけているが、農村部からの出稼ぎの男達で街中はごった返している。




一方の銀行では、


先生が生徒の借金のことで来たと窓口で言うと、中へ通された。


初めて金利だけで年間15000円と知る。


減額を交渉する。


働き手が居ない場合は優遇措置があるという。


働けない理由を話す。


銀行側は認めてくれない。


では金利を下げられないかと交渉する。


都市部と農村部で金利が同じなのか?


年収がぜんぜん違うのに・・・


全国一律です。


全国一律で同じでは農村部は高すぎるのではないか?


借金を払えないなら訴訟を起こしますよ。と銀行マン。


(おめえ、マニュアルどおりかよ?とテレビを見ているこっちが言いたくなる。)


進学を目指す姉が「金利だけでも払わなければ・・・」




弟、結局仕事が見つからず、家へ帰ってきて畑を耕しているシーン・・・


これで2泣・・・。




炭鉱にいくことを決断した、という。


ナレーション。




炭鉱では年間落盤などにより5000人が命を落としている職場環境である。


労働環境としては最悪である。


そこへ行かざるを得ないのか・・・


もう見ていられなかった。




さて、どうだろうか、


日本での第一次産業離れ、特に農業をする人と生産量が激減しているているというのであれば・・・


大企業が農業部門を立ち上げ、農協と農家と契約する。


働き手として中国から来日してもらい、有機農法により高級農作物を都市部へ売る。


出稼ぎが良いとは一概に言え無いが、


日本円を稼ぎ年に1~2度程中国に帰るって言うのはどうだろうか?


その際、パソコンと通信を覚えて行ってもらって・・・


有機栽培された農作物は、


日本のアフォな自称セレブらをはじめとするミシェランな人達(笑)が、


企業から有機農作物を購入すればいいのではないだろうか?


ファミマあたりのコンビニで、


このエノキだけは 「セレブだけ♪」 などといったネーミングで売ってみてはいかがだろうか?


(100gあたり498円w)




冗談は程ほどにしておいて、


とにかくこの番組で心を打たれましたので紹介しておきますね!!


http://www.nhk.or.jp/special/onair/080302.html


(NHKのサイトより)