「練習でできないことは試合でできるはずがない。」


北京五輪代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソン

多くの期待を背負い、トラック界の女王福士加代子選手が走った。

30kmまでは独走。

しかし無念の失速・・・

最後のトラック周回ではトラックの女王がトラックで何度も転倒するという始末。

そしてようやくゴール・・・

いくらダイジェストのニュースであっても、この放送は見ていられなかった。


彼女は本当にマラソンを走りたかったのだろうか?

確かにマラソンは五輪の花。

マスコミ、スポンサー、マネージメント・・・

多くの関係者は期待をさせただろう。

福士も出来ると思っただろう。


しかし、テレビの実況も言っていたが、

32km以上の練習をしたことが無い。ここからは未知の領域だという。

そんな・・・と見ていたが、案の定。


先日も大学駅伝で転倒する選手、棄権する選手がいたことを思い出した。

練習していたって難しいんじゃないのか?

そう思うと、なぜか転倒してしまった福士選手がかわいそうになった。


もしもこれを機に完全にマラソンに転向するならば、

(言い訳っぽいが、今回はマラソンに挑戦しただけ、なんだと思うが)

次回その機会があればきっとやってくれるだろう。

今日の日があったから、私にはこの金メダルがあります!と・・・

そんな日が絶対に来て欲しい。


世界中に強敵がいると思うマラソン。

過酷で一番厳しい世界なんじゃないだろうか?

練習したことが無いってことは、ちょっと甘かったんじゃないだろうか?

1番になれば凄いことなのでまわりの期待も大きいのだろう。


こうなってしまったわけだから、

本当の意味でマラソンのスタートを切ってほしい。

そう思ってニュースを見ていた。