完璧とは、ダメになる過程の第一段階。
肝に銘じておくべき名文句
今日の夕方の休憩時間に読み終えたんだが、
終ったとたんにまた再度読み返し、一気に120ページを読んだ。
1回では分からなかったことがたくさんあってね。
ここで書いて紹介したい事だらけだよ。
今までの僕の思ってきた常識をことごとく覆してくれたからね。
特に思ったのは、
「試してみることに失敗はない。」 マックス・エルモア氏
以下は本文の名フレーズを箇条書きにしたもの。
文章は繋がらないが確実に意味があるので出来れば全部読んで欲しいが、
どこかの一文でも気に行った方は購入しても損は無いだろう。
では・・・
ずっとしたいと思っていた仕事をしているのになぜかやっぱり幸せじゃない。
そういう人は、計画を立てる事に依存しすぎている。
僕が目標の弊害を呼んでいる状態に陥っているんだ。
成功者は、みんな人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人たちだ。
たいていの人は、マンネリ化した生活から抜け出す為に目標を設定する。
だけど、いいかい、今日の目標は明日のマンネリなんだよ。
マックス・エルモアが掲げた一つだけの目標とは、
”明日は今日と違う自分になる”
きみは、最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うのかね?
遊び感覚でいろいろやって成り行きを見守る。
偶然のチャンスをやってみる、試してみて大きな結果にたまたまなる。
思いつき、偶然の出来事は異母兄弟なんだ。注意さえ払い始めたら、目に出来るありとあらゆるところに偶然は転がっているのが分かると思うよ。
偶然の連続。
計画立案者はもっと少なくて良くて、まぐれ当たり専門家こそもっと必要なのに。
必要は発明の母かもしれない。だけど偶然は発明の父なんだ。
何を試してきたのかね。
目標に関するきみの問題は、世の中はきみの目標が達成されるまでじーっと待っていたりはしないということだよ。
模倣のかわりに革新に心がけ、昨日と違う自分になろうと日々努力するなら可能性を高めることができる。
他人を凌ぎたいと思うなら、まずは最初に越えるべき、だけど一番難しいステップは、
”並の人”をやめることだ。
”適切な時”とか、”完璧な機会”なんてものはないということ。
一か八かの賭けをしないなら、チャンスなど一つもない。
試してみた結果、失敗したんじゃない。試すこと自体が欠落していたんだ。
完璧では十分ではない。まだ試してみる必要があるってことなんだね。
人は変化は嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。
ホーソーン効果。
人は試すことが好き。
人はチームの要になりたがる。
あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えることなんだよ。
成功の秘訣は、あるべき状態より良くあることなんだ。
もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?
マックス・エルモアのアドバイスに従い、そして知った。
自分が史上空前の素晴らしい二つの商品に目の前をすーっと通りすぎてしまったことを。
(リーバイスとコカコーラの話しが出てくるのだが、ここで僕はガーン!っと打ちのめされたんです・・・)
僕たちはね、失敗するのを怖がりすぎて、それが宇宙からの贈りものだってことに気がつこうとしないんだ。
リーバイ・ストラウス
テキサスで金が出るというゴールドラッシュの話で盛り上る中、リーバイ・ストラウスはテキサスまでの高速帆船のチケットを手に入れる。現地近くでありとあらゆるものを売りに出掛けるためだ。現地では一攫千金を目指す男達に対して必要品を売っていた。持って行ったものはすべて売りきれた。売れ残りはテント用の帆布だけ。そんなリーバイ・ストラウスに対してある男が言った。「丈夫な作業ズボンが欲しい。」一攫千金を目指す男達のまわりでは膝や裾がボロボロで穴があきストアーでもなかなか手に入らない状態でどこでも品薄になっていた。そこでリーバイ・ストラウスは誰も買わなかった売れ残りのテント用帆布を切って丈夫なオーバーオールを作って売った。これが大当たりした。穴の開きにくい丈夫なオーバーオールはすぐに売りきれた。これがきっかけで、そして今では全世界で、「ジーンズと言えばリーバイス」と言われているわけだ。
コカ・コーラ
ある薬やの若い従業員が休憩時間にワイン色のシロップを飲んでいた。新しい薬の試作品だった。これがなかなかイケル!でもこれを水で薄めて飲んでみた。その後これをソーダ水でシュワーッとさせたら良いんじゃないか?と若い従業員が言った。この嘘のようは本当の話しがコカ・コーラ誕生のチャンスだったわけ。
この二つの話しは、当時からしたら宇宙的な?発見だろうな。
リーバイ・ストラウスは遠いテキサスでの行商で疲れ果てている時、ズボンはないか?と言われ、有るわけないだろう!って言ってその場を立ち去れば今のリーバイスはなかったわけで、コカ・コーラも店主が、若い従業員たちが仕事をさぼって店のものを飲んでいるのを叱りクビにでもしていたらこれまた無かったわけだ・・・
ビッグチャンスはどこにでも転がっている。それをヒント又は試してみたかどうか?またみすみす自分の目の前を通り過ぎてしまっているだけなのか・・・こういうことを言っていた。
この二つの史上空前の素晴らしい商品アイデアだけど、どちらも”宇宙からの贈り物”としてジョン・ペンバートンとリーバイ・ストラウスに手渡された。さあどうぞって。この二人はラッキーだよなぁって思ったでしょ?この人こうやって僕をまた驚かせたんだ。
「もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?」
はっとしたし、ぐっとさせられた。
そしてここから佳境に入っていくんだが・・・
ラストはラストで、それは素晴らしいんです!
この本に興味がある人はぜひ、次に買う本にして頂きたい。
本当にオススメである。
僕はちょっとした隙に読み続け10日かかった。
満員電車でも、人と人の隙間に本を指し込み読んでいたっけ(笑)
しかし今日は一度読み終えた本ではあるが、200ページあるところを約2時間で120ページ読めたので、皆さんは、今度の週末の、そうだな日向ぼっこでもしているときにでも読んでみたらどうだろうか?きっと3時間で読めるものだと思うな。僕は集中力が無いから、読んでいる途中で文字を目で追っているうちに違う事を考えちゃってあっいけないいけないってまた元に戻るみたいなんだ。飽きっぽいのかな・・・集中力の持続がなかなか出来ないらしい。それでも集中力で読めちゃうんだからさ。能力の高い皆さんならすぐだろ。(笑)
和訳されたものだからか?今いち細かいニュアンス的なものって伝わり難いかもしれないなあと感じながら読んでいたが、この話し、シカゴのある飛行場で吹雪で飛行機が立ち往生。そこで足止めを食った35歳のサラリーマンが空港のロビーで一夜を語り明かした70歳前後のおじいさんにとの遭遇からすべてが変わったという話。一つ一つを勉強して理解していく様が良い感じに応答劇で表現されている。
そして、なんとこのおじいさん、大勢の実業家や政治家がこの老人を友人にしていて、企業のトップも彼に電話をかけ、アドバイスを求めるほどの人だという。発明家としても起業家として巨万の富を築いている人物で、そうとは知らずこの本の中の主人公は、空港で足止めをくらい、さらにうるさいおじいさんが話しかけてきたのを最初は迷惑がっていたんだから・・・面白い。
この本のタイトルは、仕事は楽しいかね?
きこ書房
著者:デイル・ドーテン
訳者:野津智子
これほどない不運が幸運なってしまったと言う話し。
この他に、コイン投げ裏表の出る偶然の話や、ホーソーン効果の話など、読みどころ満載である。
そうだな、今までにいろいろな事に挑戦してきたがなにやってもうまく行かなかった人には最後のチャンスと思ってもらっても良いかもしれないな・・・
僕も一から勉強のつもりで読み返してみるが、この本を買って貸してくれた方に感想文をつけてお返しし、その後同じ本を買いに行こうと思っている。
なぜか?この本は僕の宝になること間違いなしだからだ。
「試してみる。」最高に気に入った!
この本は若いうちに読んだ方がいいかもしれない。
それもなるべく若いうちにだ(笑)