大みそか恒例の「第60回NHK紅白歌合戦」が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。
紅組は浜崎あゆみ(31)、白組はEXILEがトップバッターとして登場。トリを務めても
おかしくない2組による60回ならではの豪華な開幕となった。
あゆとEXILE。それぞれのトリを務めてもおかしくない2組が、60回のメモリアル
紅白のトップバッターとして、いきなり会場のボルテージを上げた。
あゆは胸元がバックリ開き、裾が短い赤い着物風衣装にエナメルパンツの和洋折衷の
衣装で登場。いきなりのド派手演出で度肝を抜いた。
あゆのトップバッターは2年連続。基本的にトップは初出場組が登場する“新人枠”。
ほとんどのケースで、オープニング直後は視聴率が20%台で番組中最低となるのが
通例だった。だが、昨年のあゆはいきなり30%超えを記録。数字でも存在感を
見せつけていた。
この日はさらにド派手だ。レコード大賞を受賞したEXILEが続いた。
あゆと対照的に、14人が白を意識した衣装で登場すると、レコ大受賞曲の
「Someday」を熱唱した。
EXILEは大トリ候補でもあった。だが、3月にメンバーを増員、14人の新生EXILEに
生まれ変わったのを機に、新人の気持ちで臨もうとあえてトップを志願。あゆとともに
貫禄のパフォーマンスを見せつけた。
リーダーのHIRO(40)は「昨日レコード大賞をいただいて、今日は紅白で歌えて
最高の1年でした」と振り返り「来年のEXILEはファンタジーでいきます」と宣言。
この日は一足お先にファンタジーを見せつけた形だ。
あゆは東京・代々木体育館でカウントダウンライブ、一方のEXILEもTBS「CDTV
スペシャル!」の司会と、ともに大忙し。出番が終わると、一息つく暇もなく会場を
後にしていた。