最初は私の病歴と治療歴を。

 

2010年。当時32歳。まずは発覚の経緯から。

 

前の年、仕事が激務で鬱病発症。

3ヶ月休職してから、復帰後ようやくゆっくり仕事ができるようになり、

健康診断も受ける余裕ができたため健診を受けた結果、肺に異常陰影ありの診断。

 

まずは近くの大学病院に受診したところ、

 

『若いから考えられないなー』

 

 

と。

 

私も

『やっぱりそうだよね。肺がんになるはずないよね。(超ヘビースモーカーだけど)』と、勝手に肺がんなどではないとたかをくくっていたので同調。

 

とはいえ、万が一、ということもあるので、他の病院ならばより専門の病院ということで国立がん研究センター中央病院への紹介状を書いてもらいました。

 

 

国立がん研究センター中央病院の外科の先生の診察の前に助手のような若い先生にまず持参した画像を見ていただくことに。

 

開口一番

 

『あ、これガンですね』

 

 

 

と。。

 

一気に血の気が引いたのを覚えています。その先生はレントゲンに写っている肺野の異常陰影の他に縦隔リンパ節の肥大にも注目し、転移を疑っていました。

 

そこから改めて主治医にも見てもらいその後は確定診断をするため、まずは気管支内視鏡検査で、膨らんでいる縦隔リンパ節から細胞を取得し生検を行うことになりました。原発と思われる肺野よりもアクセスしやすく、それががん細胞であれば肺野も確定、ということで。

この気管支内視鏡検査がこれまでの治療(これは治療ではないが。。)の中で一番辛かった。辛いというか苦しかった。もう二度とやりたくない検査ですね。。

 

こんなに辛い思いをして出た検査結果が・・・

『5段階のうち3という判定』

つまりガンとも何とも確定的なことが言えない、とのこと。

 

この気管支内視鏡検査はあくまでも検査の専門の医師の方が実施したので、

主治医からするとこの結果については

”うまく細胞が取れなかったのではないか?”

とでも思ったのでしょうかね?

 

次は主治医が

 

『では喉を切開して直接細胞を取得しましょう』

 

 

 

とのこと。

 

うーん、最初からそうしてくれればあの苦しみは・・とは言えないところですが。

こうなるとは予測できないですからね。

 

そして人生始めてとなる全身麻酔での切開手術。・・・いや手術じゃない、処置。細胞を取るだけなので。

なのでね、手術保険などは適用にならないのです。かろうじて入院保険は適用になったかと記憶しています。こういったところも気をつけなくてはならない部分ですかね。しっかり確認。自分が何をしてもらったのか。今何をしているのか。

 

で、結果。結果発表は意外なシチュエーション。処置が終わってベットがガラガラと運ばれているとき目が覚めて、その時看護師さんだったか?その方から

 

『XXさん、起きましたー?がん細胞ありましたよー』

 

 

 

 

って。告知ってそんな感じですかね。私としては有り難かったですが。

 

ここまでが発覚の経緯。

思った以上に長くなったので、ここで一度区切りたいと思います。