こんにちは 東京の行政書士 横田 あずまです。
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みなさんこんばんは!
2026年に変更申請・更新申請・永住の申請での印紙代が10倍ほどに値上げされる話が出ているようですね・・・
値上げは決定済で、値上げ後の料金については現在検討中。
変更や更新で3~4万円あたりを検討(現在は6000円)。永住は10万円以上を検討(現在は1万円)している模様です。
なんでもアメリカやヨーロッパ並みの料金にするということでの値上げです。
こないだ2000円値上げしたばかりなのに、いきなり来年に10倍近くに値上げとは・・・
今日はこのテーマについて書きます。
今回のテーマも、ビザ申請の審査の厳格化やビザ管理の厳格化につながる話なのが残念なところですが、
その反面で、在留外国人の日本語教育の充実や審査スピードの上昇などよい効果も見込める部分もあります。
一言で言えば、メリハリをつけようという意味だと思います。
まずは、この記事をご覧ください。
外国人の在留手続き手数料、欧米並みに値上げへ…来年度から更新で3~4万円程度を検討 : 読売新聞
1,今回の印紙代の10倍近くの値上げの理由とは?
新聞記事によれば、
「引き上げに伴う増収分で、急増する在留外国人の受け入れ環境の整備(入国審査の迅速化や日本語教育の充実など)や
不法滞在者の強制送還(約7万人に上る不法滞在者の対策も強化)、といった外国人政策の財源に充てる。」ことになるそうです。
つまり、入国審査の迅速化・ビザ申請の審査スピードを上げる(審査官の人数や予算を増やす)・在留外国人の日本語教育を充実させる(日本語教師への公的な資金を出す等)などのポジティブな理由もあれば、
不法滞在者(オーバーステイしている外国人)の対策を強化し強制送還の費用にあてる、ビザ審査やビザ管理の厳格化や強化、などのネガティブな理由もあるということです。
上記以外にも、合理的に考えられる理由としては以下のような点も指摘できるでしょう。
・日本政府や入管は、印紙代を値上げすることで、日本のビザへのハードルを上げようとしている。
つまり、値上げをするということは、ハードルを上げるということです。
今年過去最高の在留外国人の人数(約396万人)となり、いろいろな議論や問題が出てきている中で、
日本政府や入管が、在留外国人の人数の急激な上昇を抑えようとして、値上げをした部分があることは、否定できないでしょう。
これは、ビザ申請の審査の厳格化や、ビザ管理の厳格化ともつながっている、同時進行の動きと理解すべきでしょう。
2,今後どのような変化が起きるのか?
(1)もっとも困るのは、家族が多い方の更新申請や変更申請でしょう。
特に一家4人で全員1年ビザの場合には、毎年 4人×3~4万円=12~16万円かかることになります。これは結構大きな負担になりますので、
結果的に1年ビザでずっと在留することのデメリットが増加していきます。
結果的に1年ビザの外国人に対するプレッシャーが増加してしまいます・・・
早めに3年ビザを取ることが大きな節約につながることになりそうです。
(2)さらに言えば、不許可になって、特定活動ビザ(出国準備)の31日や30日に変更許可になった場合には、その際にも3~4万円がかかることになる可能性もあります(このビザは就労資格ではないので値段がもっと安くなる可能性もあるかもしれません)。
以下はあくまで仮定の話になりますが、(就労資格ではない)このビザの場合でも(変更許可である以上は)同じ料金だとすれば、
この不許可が、一家4人に出された場合には、そのたびに4人×3~4万円=12~16万円かかることになります。
1年ビザ更新の1年に1回のペースではなく、不許可1回につき1回のペースで、これだけの多額の印紙代がかかることになれば、再申請も気軽にはできません。
2回目、3回目の再申請で不許可になり、このビザへ変更許可となれば、そのたびに12~16万円×2~3回分の印紙代がかかってしまいます・・・・なんておそろしい・・
3,今後どのようにしていけばよいのか?
基本的には、「不許可にならないように慎重で丁寧な申請をすること。
そして、1回目の初回の申請でより長い(3年や5年の)ビザを一気に取りにいく。
心配な点は自己判断やカジュアルな相談や申請ですませずに、じっくりと相談して申請する。」
この方針が一番良いと思われます。
今回の値上げは、結局のところは、上記1の通り、ビザ申請の審査の厳格化やビザ管理の厳格化につながる話ですので、
この方針がますます重要になることが確認された、という理解が合理的かと思われます。
・とりあえず試しに自分で(AI等利用して)申請してみよう。不許可になったら相談しよう。
・不許可を恐れずにまずはカジュアルな相談をして、カジュアルな申請をしてもらって様子を見よう。
残念ながら、いずれも現在の今回の流れや今後の流れに逆行してしまうスタイルであることを否定できなくなっています。
AI利用についても、話すと長くなりますが、一語一句の間違いが許されず、時にはニュアンスまで審査されるビザ申請においては、様々なリスクがあることは否定できません。
用語使いの選択が適切かも心配なレベルですし、
ニュアンスの調整や説明が不十分・不適切であるかどうかの判断もかなり微妙で、
専門的な判断や知識についても、間違えていることも普通によくあります。
AIが公言しているように「ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください」
「高リスク(医療・法律・投資)の助言や専門的な最終判断は、特に間違えやすいので、参考情報として扱い、専門家の確認や最終判断を推奨します。」
となっています(AIに「あなたの回答は正確で信頼できますか?」と聞いてみてください)。
特に困難案件や不許可リスクのある案件などは、AI利用はほぼ不可能であり、非常にハイリスクであると断言できます。
極度の個別具体的な立証や説明や反省等が要求されるためです。
AI利用の申請については機会があれば記事アップいたしますのでご参考にされてください。
慎重審査の傾向が強くなる一方の日本のビザ申請においては、特に困難案件や不許可リスク案件や(多くの場合の)永住申請では、AI利用の申請は避けるべきです。
どうか時代に合った賢明なスタイルで、ビザ申請をしていただきたいと思います。
今回の変化にもどうかご注意下さい。
今日はここまでになります。
当事務所は不許可案件や困難案件がほとんどで、じっくり丁寧に一件一件作成するスタイルを取ってきて日本のビザ申請一筋14年目になります。その経験や知識がみなさんのお役に立てば幸いです。
何かあればお気軽にご相談ください。
入管・外国人ビザ(在留資格)申請専門 行政書士 横田あずま
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