こんにちは、東京都の行政書士 横田あずま です。
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みなさん、こんにちは！今日は最近問い合わせが急増している話題を。
１、難民申請は申請するだけで簡単に就労できるのでトク？？＝全くの誤解です。
難民申請中の外国人で、就労ビザや経営管理ビザを取りたい、という問い合わせが昨年あたりから急増しています。
難民申請すれば日本で働ける・・・そういうウワサが広がり、留学ビザの外国人や短期滞在ビザの外国人が、軽い気持ちで難民申請してしまう例が急増し、東京入管では難民申請の外国人が長蛇の列をなし、多数の人が申請に殺到しています。
ですが、難民申請後すぐに働けるわけではありません。その後も、たとえ働けたとしても、それはわずかな期間ですし、いつ働けなくなるかも分かりません。
いつビザ更新が不許可になり退去強制になってもおかしくないという非常に不安定な身分になってしまいます（詳しくは長くなるので省略します）。
難民申請でずっと働くことは困難（というか無理）です。たとえ働けても短期間にすぎないし非常に不安定ということをまず理解して下さい（難民申請で、最後には定住者ビザが取れたというのはもはや都市伝説と思ってください・・・）。
それじゃ、どうしたらよいの？ということになりますが、なるべく早く就労ビザ（技術・人文知識・国際業務ビザや技能ビザ）や経営管理ビザに変更するなりして、ビザを正常な状態に戻すしかありません。
その際には、難民申請してしまったということがマイナスに考慮されるのは間違いありませんが、変更が許可された例もありますので、可能性はあります（可能性の有無や割合は案件によりけりですので、詳しくは面談にて）。
２、できれば難民申請は、はじめからしない方がよい。得るものに対して、あまりにも失うものが大きすぎます
一番理想なのは、難民申請に頼ることなく、初めからちゃんとした普通のビザ申請でビザを取ることです。今から難民申請をしようと思っている人はやめた方がよいです（普通に申請したほうが、難民申請というマイナスの要素がない状態で審査を受けられますので、有利です）。
特に日本や海外の大卒や日本の専門学校卒の外国人が、就労目当てに難民申請するなんてあまりにもったいなさすぎます・・普通に申請して就労ビザが取れる例もたくさんあるからです。
もちろん普通に申請しても許可が取れない例が多いのは否定しませんが、ちゃんとじっくりと適切かつ高品質な申請をしてくれるプロに頼めば許可は取れる例もあるのです。
なのに、日本や海外の大卒や日本の専門学校卒の外国人が、就労ビザが不許可になったとか、許可がちょっと難しいからといって軽い気持ちで難民申請すれば、その後に多くの不利益を受けてしまいます。
上記の通り、難民申請で就労できるのは短期間ですし、いつビザ更新が不許可になって退去強制になってもおかしくないという、非常に不安定な状態になるだけです。
また、一度疑わしい難民申請をすれば、日本のビザに関しては一生その履歴がマイナス要素として記録されますし、その後の自分以外の親族のビザにも悪影響を与えかねません。
特に、難民申請すると、自分の国に帰れなくなります（いうまでもなく、母国に帰れないからこそするのが難民申請です）。
そして、自分の親族が日本に短期滞在ビザ（観光ビザ）で遊びに来れなくなるかもしれません（疑わしい難民申請をした申請人の親族ということで信用が低いとされ、短期ビザが出なくなったりするのです。実際にあったケースです）。そういう不利益もあります（これ、案外知らない人が多いんですけどね・・・）。
３、結論
一度難民申請すれば、なかったことにはできません。永久にデータが記録されます。気軽な気持ちで難民申請をしてはいけません。失うものが多すぎます。
もし、してしまったのであれば、なるべく早く、就労ビザや経営管理ビザや（結婚する予定や結婚相手がいるなら）日本人の配偶者ビザなどの普通のビザに変更してビザを正常化し、なるべく早く難民申請は取り下げることをおすすめします（それが上記のような不利益を避ける最善の策です）。
日本において難民申請してビザを持っている状態は、本来非常に例外的な状況であり危機的な状況であることを知ってください。
申請内容が全く同じような内容の（つまり疑わしい、信ぴょう性が非常に低い）難民申請者が殺到していることを、入管は最近非常に問題視しています。
とにかく早めにきちんとビザを正していくことが一番です。
当事務所は不許可案件や困難案件がほとんどで、じっくり丁寧に一件一件作成するスタイルを取ってきて日本のビザ申請一筋10年超になります。その経験や知識がみなさんのお役に立てば幸いです。
何かあればお気軽にお問い合わせください。
入管・外国人ビザ(在留資格)申請専門 行政書士 横田あずま
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