ヤフーニュースより
「県産ブランド米:「彩のかがやき」、「規格外」全体の94.3%--入荷報告 /埼玉
」
これを見た瞬間かなり驚きました。
埼玉県作付面積がコシヒカリに続いて2位となっているこの品種が
94%も規格外!
理由は出穂期に高温にさらされたことによるそうです。
さらに作況指数94とかなりの不作です。
当農場でも収穫量は30%ダウンしております。
規格外品は3000円/60キロで取引されていると
聞いております。
他の新聞には農家悲鳴と新聞にありましたが、私的にはたまごっちの死亡の「ピーーーー」
の方が合っている気がします。
資材の支払いができない農家さんが多くでると予想されるのではないでしょうか。
事実当農場も・・・・???大丈夫そうです。
収穫量も減って、取れたお米が格安でとりひきされてしまうなんて・・・
彩の輝きの食味や育てやすさは、新しい品種として期待されていたが、
やはりコシヒカリの方が収量、品質、食味ともに
安定してていいなと感じました。
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◇出穂期の残暑直撃
「彩のかがやき」の品質低下で、出荷前に行われる検査で等級が付けられない「規格外」の割合が8日時点で収量全体の94・3%に達していたことがJA全農さいたまへの入荷報告で分かった。県議会で超党派の「農業を支援する議員連盟」(滝瀬副次会長)は15日、上田清司知事に稲作農家への補償や流通支援を求める要望書を提出した。
米の格付けは農作物検査法に基づき出荷前に行われ、粒の状態から1、2、3等、規格外に分類される。食味は関係しない。
彩のかがやきは、県内で生産される米の作付け面積の約3割。他品種に比べて出穂期が遅いため、8月中旬以降の残暑が直撃した。
コシヒカリなど他品種を含めて10年産でJAと農家で出荷契約を結んだのは約2万5000トン分。最大1万3000トン程度の規格外が予想され、うち彩のかがやきが1万2000トンを占めるとみられる。
「規格外」は1~3等に比べて一般的に市場価値が低く、農家は大幅な減収を余儀なくされる。このため、JA埼玉県中央会などJAグループは、資金繰りが厳しくなる農家1戸あたり100万円を限度に無利子、無担保の融資枠を設定する。農業生産法人など大規模農家には500万円を限度とした融資制度を設けるなど支援を本格化させている。【佐藤丈一】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101016-00000056-mailo-l11ーーーーーーーーーーーーーー
お米の等級検査=食味検査ではなかった
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玄米の検査規格(農産物規格規定より抜粋)
最低限度(以上) 最高限度 %
整粒 水分 計 死米 着色粒 もみ 麦 その他 異物
1等 70% 15 15 7 0.1 0.3 0.1 0.3 0.2
2等 60% 15 20 10 0.3 0.5 0.3 0.5 0.4
3等 45% 15 30 20 0.7 1.0 0.7 1.0 0.6
【規格外】
1等から3等までのそれぞれの品位に適合しない玄米で合って、異種穀粒および異物が50%以上混入していないもの
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お米の等級検査は流通の便宜上、
お米の中に、色がついてる粒、もみがついてる粒、等を
見て判断されてます。
食味のテストはされてないんですね。
今年の彩のかがやきの等級低下の原因は
見た目の悪いお米が多く混じりそれが検査で規格外の
判定を受けていることにあります。
制度上しかたない話です。
味が悪くて規格外になってるわけではなかったんですね
これからも埼玉のお米よろしくお願いします。