ゲーム性とかの話 | ヨコオタロウの日記
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おもしろき こともなき世を
おもしろく すみなしものは 心なりけり
/ 高杉晋作



島国大和のド畜生 さんの(この位置に敬称付けるの変)

ゲーム性vsシナリオ
http://dochikushow.blog3.fc2.com/blog-entry-1412.html

での Twitter 話。
乗っかっていたので、自分の発言部分を書いておきます。

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※「最近のゲームはシナリオに重きがある」という話を受けて。
お、面白そうな話なので乗っかります。僕は「ゲーム性vsシナリオ」という視点は、映画を「写真と音楽」に解体してどっちが主役?という視点に近く感じます。もっとゆるーく融合してほしいと思いますが。

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残機が3機である物語上の理由とか、物語で能力が奪われていく過程がパラメータの低下(難易度上昇)で語られる時が好きですね。ちょっと議題から逸れた気もしますが。両方はもっと高め合えると信じたいです。

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※「上記例はシステムに重きがある」という話を受けて。
個人的には等価に感じるんですよね。……では話が終わってしまうので、システムがシナリオに奉仕している例があればいいのか。何ですかね。(つづく)

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「本当は残機3機がベストだが、ゴレンジャーのゲームだから残機5機にしてゲームバランス崩れてるけど全体で見れば正解的な感じでしょうかとか書いてるうちに島国さんが寝たおやすみなさい。

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全然わからないな!要点を書くと、

 ・「物語」VS「ゲーム性」は協力関係なのでは?

という事なんですが。短い。
Twitter でディスカッションしたり、その後のログを上手くまとめる方法(ツリー状にして見せてくれるとか)は何かないんですかね。



とはいえ「物語」VS「ゲーム性」の視点はよくとりあげられる問題ではあります。
あとは、「グラフィック」や「声優」「世界観」「売り上げ」「続編」なんかが対立項目として挙げられる事が多いですが。

それも全部協力関係になるのが一番いいですよね……



という理想論はさておき、現実の制作ではコストの問題である程度の割り振りをするしかないわけで。そこには色んな宗教があるんですが、結果としては個人の好みで作るしかないわけです。

PS時代くらいまでは「ゲーム性原理主義」→「グラフィック印象派」みたいなムーブメントがありましたが、最近はなんかあんまり主流派とか無い気がするなあ。
なんですかね。プラットフォーム論争とか、メタスコアで万人受けするような物を「良し」とする勢力とかですかね。

会社に居る最近の若い人は音ゲーとか2D格ゲーみたいな濃いのもやってるし、なんか指向が細分化してきたのかもしれないなあ。



個人的には「意外性」にコストを割きたいタイプなんですが、本当に「意外」な事はなかなか同意してもらえないので大変です。新宿とか。