ゲーム業界でレポートを書く上で覚えておいてもいいかもしれない11のポイントと+1の許し難(略) | ヨコオタロウの日記
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勤勉だけが取り柄なら蟻と変わるところがない。
なんのためにせっせと働くかが問題だ。
/ ヘンリー デビッド ソロー



若手の人のTGSレポートみてて「各種イベントのレポートを若手が書く時は、こうすれば上司に評価されるんだろうけれどなあ」と思う事があったので書いておきます。


 ★書く前にリサーチをかける。
  >どういうレポートが望まれているのか?を上司にちゃんと聞く。

 ★レイアウトは綺麗な方がいい。
  >ベタテキストだけじゃなく、ppt なんかで見栄え良く。
  >見出しは大きく。わかりやすく。

 ★写真は臨場感が伝わる。
  >自分で撮っていなくても、ネットで拾うのもアリ。

 ★伝えたいテーマは一つに絞る。
  >思う事は沢山あるだろうけれど、絞った方が伝わる。
  >たとえば「TGSに見られる携帯ゲームの新しい潮流」とか。

 ★具体的な提案がある。
  >「ゲーム業界元気がない」とか書かれてもそれは感想止まり。
   >「だからこういう戦略がある」という提案が望まれる。

 ★会社に対してのメリットを明確にする。
  >理想論だけじゃなくて、会社が何故その意見を聞く必要があるのか?
  >メリットをハッキリさせると喜ばれる。

 ★他の社員のレポートと自分のレポートが如何に違うか?を意識する。
  >個性ぶる必要はないけれど、
  >いつも比較される対象である事をわすれずに。

 ★イベント外の情報も混ぜ込む。
  >たとえば、携帯ゲームについて書くのなら
  >帰社後に類例を調べてみるとか。

 ★面白い方がいい。
  >程度にもよるけれど、多少の笑いがあるほうが読みやすい。
  >ただし、諸刃の剣なので注意。

 ★数値がある方が説得力が上がる。
  >市場規模などの裏付けがあれば、よりよい。
  >ただし、これもやりすぎ厳禁。

 ★「出せ」と言われていないレポートを書いてみる。
  >他の人が休んでいる時こそ稼ぎ時なのです。


こんな感じですかね。
ああ、あと、もう一つ重要なポイントがあります。


 ★あんまりやりすぎちゃダメ。
  >あまりにも多彩な技を出すと、マズイ。
  >絶対に「こんなの要らないんだよ!」と文句を言うヤツが出てくる。
   >↑約束してもいい。


上の要素のウチ、先輩達が実行している要素+1くらいが一番バランスが良いと思いますよ。ある程度のバカを装うのも一つの技術です。


頑張れ若人。