困難なことは? 自分自身を知ること。
容易なことは? 他人に忠告すること。
/ タレス
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面接で「東京都にはマンホールがいくつある?」と聞かれたら?
http://getnews.jp/archives/7098
フェルミ推定とか言うヤツ。
↓以下サンプルの答え引用
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仮説
東京都の人口を2000万人とします。東京都では、1世帯あたりの人数を平均2人とします。上下水道普及率は100%とします。私の住んでいる社宅には約50世帯が入居していますが、近所でマンホールは1つしか見ないので、50世帯あたり1個のマンホールがあるとします。
推論
これらの仮説をもとに次のように推論する。東京都の世帯数は、2000万/2 = 1000万世帯。東京都のマンホール数は、1000万/50世帯 = 20万。よって、東京都のマンホール数は20万程度と推定されます。
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それっぽい事言ってるけど、仮説の上に推論を述べる事が可能だったら「東京都のマンホール数は100万個と仮定します、よって、答えは100万個です」が通るんじゃないですかね。通らないですか。じゃあ何ステップ間に挟めばいいんですかね?桶屋が儲かるくらい?もしくは「東京都の人口が既知の情報」である事が前提可能だったら「マンホールの個数も既知の情報」である可能性も前提可能だから「あっ、確かそれって10万個くらいですよね。俺、友達に聞きましたよ」でもいいのかしら。でも、問題の不完全さを突くような回答は求められていないですよね。この場合は。「どう?こんな設問で人間を推し量る俺ってクールだろ?」というような面接官の自尊心を満たす必要がある訳ですよね?だから、悪戦苦闘しつつも「えっと……たしか東京都の人口は2000万人で……」という回答を出してくる学生を評価されるんですよね?決して質問の意図とかを聞いてはいけないですよね?まさか google がやっていたからとは言えないですしね。最初に考えた人はスゴイけど、そのフォロワーはみっともないですから。あっ、そうですか。もう面接終了ですか?それでは\xA1
よろしくお願いいたします。え?もう不合格ですか?
と思いました。
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僕は面接する時に必ず「その相手専用の質問」ってのをその場で考えます。
自分たちは選ぶ側であると同時に、選ばれる側でもあり、お互いに向き合った方がより深く探れるような気がしますから。だから、相手を探るのに必要であれば、フェルミ推定のような問題を出す事もあります。
ただ、何か特定の質問に対して正解(不正解)があるような質問を出して悦に入るような面接方法は違和感を感じます。
人間はそんなに単純じゃない。
誰かの得意げな面接論みたいなものを読む度にそう思います。(上の記事は違いますが)
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そういうこの日記も面接論なんだな。
難しい。
