バーガーバーガーバーガー | ヨコオタロウの日記
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何事も小さな仕事に分けてしまえば、特に難しいことなどない。

/ レイ・クロック(マクドナルド創設者)



死の間際。
老人は目を閉じた。
春の穏やかな日差しと、すくすく育った大勢の孫達に囲まれながら、これまでの出来事を走馬燈のように想い出す。
辛い事もあった。楽しい事もあった。だが、総じて良い人生だった。
老人はふと考える。

「ああ…そういえば俺、マクドナルドを全力食いした事ないな……」


という後悔に満ちた最期を迎えない為に、プランナー有志により「マクドナルドを頑張って食ったらどのくらい食えるの?」の会が実施されました。
手当たり次第に並べられたマクドナルドが咆哮いや芳香を放ちます。

もちろん、全力ですよ。
昼飯も抜いた!
胃薬も用意した!
満腹中枢が刺激される前に腹に入れる戦略。
やるぜ!俺はやるぜ!


まず最初はテリヤキ。
ベタベタする。甘い。一個目なのにすでに重い。嫌なキモチになる。
肉がどうみてもビーフ100%に見えない。
いきなり現場がどんよりした空気に。

次にビッグマック。
テリヤキからシフトしたせいか、味がない!
そして、既に腹いっぱいな感じに。

3個目はフィレオフィッシュ。
パンがふっくらして甘いよ!甘すぎる!
新人男子が緑色の顔色をしている。
「手元を見るな」という声が飛び交う。

4個目はダブルチーズ
フィレオフィッシュよりはマシだけどやっぱりパンが甘い!
大量に食うことで判る味ってあるんだな……いまさらマクドナルドの味に対して新発見があろうとは!
女子企画のHクモトが口に手を当てたまま動かなくなった。顔色が紙のように白い。

5個目はテリヤキ
味が一番変なテリヤキに逃避。
てかどのみちパンが付いてくる食い物には変わりないんだけれど。


ここでギブアップ。
腹はさておき、味に耐えられなくなります。
食ってる途中で、刺身とかお茶漬けとか食いたくなりました。


ちなみに最大に食った人は

ビックマック5個+ダブルチーズバーガー
他の人はだいたい4~5個でした。
複合戦はこのあたりが限界の様子。

腹よりも味の方が難敵。
フードファイターの人ってすごいなあ、と思いました。