しかる/また神奈川か/文化? | ヨコオタロウの日記
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たとえ国家が要求しても良心に反することをしてはいけない
/ 日羽真治



今日は毒吐き日記です。
清く正しい人は読まないで!
ココロが汚れるから。



UR賃貸住宅 「しかるということ」篇
http://www.ur-net.go.jp/kanto/tvcm/cm/tvcm03.html

子供を叱られた母親が夫に文句を言う。
叱られる事をしたのなら、それもアリなんじゃない?という夫。

CMを見て最初に思った事。
この妻が現実に居たとしたら、絶対に納得しないと思う。

まず、夫に告発している時点で彼女は「叱ってくれる大人が居るっていいことだ」とは絶対に思っていない。むしろ「危険を察知したあたしって偉い?」くらいのキモチだろう。

ところが周囲の「大人達」は、ベタベタしたコミュニケーション手段を当然の正義のように彼女に押しつける。近所の人達も、夫すらも。
本当にこの夫が伝えなければいけなかったのは「どちらの価値観が正しい」という答えじゃなく、「世の中にはいろんなモノの見方があるが、優劣は決められない」という事実なんじゃないだろうか。

言ってる事は別にアリだと思うけれど、「妻のキモチ」への想像力の欠如がこのCMを居心地の悪いものにしている気がする。


このCMは評価されてるっぽいのでちょっとネガティブな事を書いてみました。
でもまあ、メッセージ性があるだけでも凡百のCMよりはマシだと思っていますよ(下げて上げる式)。



ゲームでお金を儲けている人達と、その利権に群がる人達と、それを叩いて地位を作りたい役人が集まってなんか協議するらしいですよ。

第1回「八都県市 青少年を守るためのゲームソフトに関する協議会」の開催について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2008/01/40i1h400.htm

制作者も参加させない。ユーザーも参加させない。
でもまあこんな会議でも意味はあるんだろうな。

「これで何か解決するんだ」と思っている大人がいるんだ、大人ってのはそんな愚かで不完全な存在なんだ、って事を青少年に伝えるくらいの役割として。



「iPod課金」は「文化を守るため」――権利者団体が「Culture First」発表
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/15/news117.html

ユーザーから補償金を奪い、複製の利便性を奪い、利権で口に糊をしている人々が「文化」を口にするその様子。しかも

>「経済至上主義がさまざまな問題につながっている。」

ですって奥さん!どの口が言ってるのかしら?あらあら下の口かしら?
すんません、でもそんなシモネタに流れるくらいの驚愕ですよ。ウフフ。ウフフじゃねえ!

で、これを見て気づいたんですよ。
このニュースは「この人達が金の亡者だ」とか「卑しい奴ら」だとか「利権に群がる寄生虫が!」だとか、そういう感情を引き起こすためにデザインされたニュースだって事に。

思うに、これは政府が仕組んだ現代の「えた・非人」制度ですよ。
あえて叩きやすい階級を作って、大衆の不満を政府からそらす作戦に違いない!
思い起こすと年金問題が表面化したときや株価が急落した時に限って JASRAC や利権者団体が がわけわかんない事言ってた気がする!

国家の陰謀だ!