オステオパシーで思うこと

オステオパシーで思うこと

オステオパシー療法の日々の雑感

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オステオパシーの施術ってどこを診てるの?

 
良く整骨院の先生に聞かれる内容です。
筋肉や骨格系の施術の場合、オステオパシーでは「体性機能障害」と言うものを探します。
ソマティック・ディスファンクション(S・D)って言います。
 
そのなかでも一番の原因になっているプライマリーの病変を見つけていきます。
 
「どないして見つけんねん」「簡単に分かったら苦労せんわ」
 
ですよね~
 
じつはガイドラインが有るのです!
T.A.R.T(タート)と言いまして
身体の見るべき箇所の頭文字を並べたものです。
 
TARTとは・・・
 

T・・・テクスチャー(質感)

筋肉の張り具合や肌の滑らかさ
筋膜、筋が硬くなれば、張りや動きの減少などを触知することが出来ます。
その他にも、汗をかいていないか、弾力性なども見たりします。
 

A・・・アシンメトリー(非対称性)

肩の高さの違いや骨盤の高さの違いなどをチェックします。

骨格の左右の非対称性はもちろんですが、

動作の非対称性や筋肉のトーン(張り)の非対称性もチェックします。

 

R・・・レンジ オブ モーション(可動域)

関節の可動範囲が狭くなっていないか、あるいは動き過ぎていないか、

四肢であれば左右で比べてみます。

必ずしも症状がある側の関節に異常があるとは限りません。

可動域のチェックは能動的な可動範囲だけでなく、受動的な可動範囲も見ます。

動きの質と合わせて評価します。

 

T・・・テンダー(圧痛)

これはもう押して痛いところ!

筋筋膜に問題がある場合、関連痛が対応する部分に現れることもあります。

痛いところ=悪いところ ではないのです。

 

 

 

これらを指標にしてチェックしていきます。

チェックに引っかかったその中にプライマリー(第1)の原因箇所が隠れています。

 

これらを探すのも慣れるまでは難しいですよ~