横須賀市長宛/がれき広域処理・漁網受け入れに係る吉田市長の一連の言動に対する抗議文 | 横須賀の学校教職員・子どもを守りたい 

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横須賀市長吉田雄人様



がれき広域処理・漁網受け入れに係る吉田市長の一連の言動に対する抗議文1年半に及ぶ紆余曲折の結果、黒岩知事は「がれきを拒否した歴史を残したくない」と、自分の面子の為だけに、岩手県からたった300tの漁網を、輸送費をかけて箱根町、南足柄市に受け入れようとしています。


そもそも、がれき・漁網広域処理は、「復興予算」の流用と並び、利権のためのシステムです。

そのうえ環境省の杜撰な総量見積もりと工程管理によって、全国が振り回され、住民同士が賛成・反対に分断されました。まず、こうしたがれき・漁網広域処理に対して怒りを禁じえません。


そのうえで、私たちは、吉田雄人横須賀市長に対し、以下の通り厳重に抗議します。

1)まず、震災がれきの受け入れを拒否した大楠連合町内会に対して、神奈川県知事との交渉を再開させ、その結果、黒岩知事の漁網受け入れのゴリ押しに加担したこと、さらに、県立海洋科学高校で開催された説明会で、突然「推進」を表明し、「地元に寄り添う」と言っていた立場を「受け入れ」に転換したことは、住民への背信行為といえます。


2)また、昨年末、「意向調査」の結果が出たにもかかわらず、市長は、連町の会合にまで来て、必死で会議内容に介入しました。知事の「引き続き努力したい」と呼応し、市長は「市として何ができるか」と、地元の意向を無視したことは地方自治の長として不適格と言えます。

さらに市長も知事も、連合町内会宛に提出された「意向調査」を記入者本人に承諾を得ず閲覧したこと、しかも意向調査の用紙に記載された何人かの町内会員・自治会員の住所・氏名を閲覧・入手したことは個人情報を侵害する行政権限の濫用です。


3)今年428日(日)に開催された2013年度芦名町内会総会当日の、箱根町が受け入れを表明したことで「状況は変わった」「県の話を、もう一度聞いてほしい」「このままでは、大楠は悪者」という趣旨の発言は、詭弁というほかありません。


「大楠悪者」という話は、「震災の時は、助け合うのは当然なのに、大楠の人たちは冷たい」など「全国から非難メールが100通も殺到」したとNHK(時論公論)が作り出した虚偽報道から始まっています。情報公開で請求した結果、横須賀市に宛てられた非難メールの一方で、「がれき受け入れを拒否した大楠支持・賛成」のメール・FAX・電話が100通以上寄せられています。横須賀市の担当課の職員は、それらを相当な時間とエネルギーを費やして、賛成・反対に分類し保存しています。その誠実さは「公務員の責任と誇り」さえ感じる仕事ぶりです。

吉田市長は、市担当課職員の誠実さを裏切る言動を恥じるべきです。

それだけではなく、「悪く思われたくない」という、やさしさ・善意に付け込んだ脅迫まがいの方法で、芦名住民の意思をねじ伏せ、地域的団結を解体しようとする姿勢は非民主的です。

「地元に寄り添う」と言っていた立場を、突然「受け入れ」に転換したこと、漁網受け入れのために「意向調査」の結果を無視したこと、意向調査の用紙に記載された何人かの町内会員・自治会員の住所・氏名という個人情報を無断で閲覧・入手したこと、今年428日(日)に開催された2013年度芦名町内会総会にまで介入したこと、そのうえで脅迫まがいの方法で、芦名住民の意思をねじ伏せ団結を解体しようとしたこと、市担当課職員の誠実さを裏切ったことなど、不誠実、不適格な行政執行をされたことに対し、厳重に抗議し、市民に対して謝罪を要求します。

 


以上、抗議する。

                              

2013年6月10日

                   


代表 中井美和子、品川孝司 他