10月5日に初孫が誕生した。

 和歌山にいる娘が妊娠して、出産予定日が、10月の15日頃だった。

 9月の下旬に入って胎児が大きくなりすぎたので、9月30日に入院して経過をみることになった。10月3日から陣痛誘発剤が投与された。誘発剤は以前に事故があったため、徐々に強くするらしい。

 その効果がでたのか、10月5日の夜に陣痛が始まった。それから妻と婿殿とのラインのやり取りが始まった。私は翌日にゴルフがあるので、9時30分ごろには布団に入っていた。だが、経過が気になり、ウトウトして眠りが浅い。

 結局、10時過ぎに帝王切開になって、赤ちゃんは無事に誕生した。ただ娘は麻酔から覚めず、11時過ぎに婿殿から娘の無事との連絡があり、妻は就寝した、というのを3時過ぎにトイレに起きた時にラインでみた。

 娘はそれから1週間入院し、11日に退院となった。退院したので、12日に夫婦で和歌山にいくことになった。2日前まで、男が行ってもしょうがないので、行くことに躊躇したが、それも大人げないので、私は1泊、妻は1週間ほどいくことになった。JR横須賀駅に切符を買いにいく。往復で8万円弱だった。

 12日、家を8時40分にでる。荷物も少ないので歩いてJR田浦駅に行く。20分はかかる。9時11分発に乗り、新横浜から10時40分発の「のぞみ」に乗る。新大阪には13時に着き、黒潮に乗り換え14時20分に和歌山に着いた。約5時間30分の旅路だった。

 娘のアパートには昨年に行ったので、大体の道順はわかっていたが、妻がスマホを使い15分ぐらい歩いてアパートに着く。

 赤ちゃんを見た瞬間は、可愛いというより、何と小さく、壊れそう、というのが印象だ。抱いてみて、と言われたが、怖くて躊躇するぐらいだ。おくるみに包んでもらって、やっと抱いた。自分たちが子供を育てた時、こんな怖さ、小ささを感じなかったように思った。赤ちゃんは、泣いたり、おしっこをしたり、おっぱいを飲んだり、おむつ交換したり、風呂に入ったり、と忙しい。

 翌日、妻を残して1人で帰ることになった。1人で旅行するのは、仕事をしていた時以来だろうか?何となく不安で、スマホの乗り換えアプリを何回もみた。9時50分発の黒潮に乗り和歌山を出発。20分過ぎた頃、前の駅で電車に異常音があり点検のため20分遅れとなります、とのアナウンスがあったが、新幹線は自由席なので、心配もなく、新大阪に着く。新幹線はガラガラに空いていた。3人掛けに座り、何時混むのだろうか、と思ったが、まったく混むことがなかった。まだコロナの影響があるのだろうか、3割ぐらいの客だった。

 逗子からのJRの乗り次が悪いので、横浜から京急に変え、16時頃の帰宅となった。小雨が降っていた。