2020/7/29
帰りの白浜発大阪行きの黒潮は12時25分発なので、朝食を済ませても、たっぷり時間があったので、白浜の名勝である千畳敷、三段壁洞窟に行くことになった。ホテルを9時頃に出て、歩いてバス停に行く。バスは海岸沿いを走り、15分ほどで、千畳敷に着いた。
千畳敷は、三段壁、円月島と並び白浜の景勝地だった。夕日が美しいと書かれていたが、午前中なので、それは望むべくもなかった。観光客は少なく、パラパラといた。千畳敷というと、駒ヶ岳の千畳敷カール、そして東北に行ったときに千畳敷海岸を思い出した。畳を千畳敷いた広さということだが、万畳敷や百畳敷は聞いたことがないので、広さを表すのにゴロがいいのだろう。
三段壁洞窟は熊野水軍の船隠しの洞窟だった、と言われているようだ。洞窟に行く建物は、土産物も売っていたがお客は私達と数人だけと寂しい。洞窟に入るにはチケットを買わなければならない。チケット売り場があり、エレベーターがあった。入場料は1300円とびっくりするほど高かったが、洞窟を見たかったのでチケットを買う。地下36mをエレベーターで下がる。湿気のある暗い洞窟は、波が打ち寄せている場所、水軍の船、弁財天が置かれている場所を、10分ほど見学をして、上に出た。やはりツアー客が列を作って、がやがやと見学しているのと、5、6人だけが見ているのとでは、迫力も有難みも違う。「枯れ木も山の賑わい」である。それにしても1300円は高かった。
三段壁
村上水軍の船
土産物を買うために、バスで白浜町地域産物展示販売場に行く。駐車場はだだっ広く、大掛かりな物産の販売場であった。近所への土産として、また私のゴルフ仲間への土産として南高梅を買う。昼食は、販売所の外にあるテントの店で摂る。暑かったのでソフトクリームを食べる。
娘夫婦はもう一泊、白浜に泊まるというのでバス停で別れ、私たちはバスで白浜駅に向かう。娘夫婦が仲良く生活しているのが、私たちの大きなお土産になった。12時25分発の電車に乗り、2時間ほど乗って大阪に着く。大阪発は15時9分だった。新横浜についたのは17時を過ぎていた。
出かける前日に大雨がふり、この1週間も不安定な予報がでていたし、和歌山も雨の予報があって、天候を心配したが、3日間とも夏日となり、恵まれた旅行になった。