山のごはん 沢野ひとし 角川文庫 | うみパパのブログ

山のごはん 沢野ひとし 角川文庫

タラコ、ホッケ、海の幸(羅臼岳)、春うららの自信作おにぎり(奥多摩・小藤山)、残された秘境で天ぷら(海谷山塊)、ビールとおでんと鍋焼きうどん(丹沢・鍋割山)、思い出と安らぎのコーヒー(阿弥陀岳北西稜)、薪ストーブでシカ焼き肉(雲取山)、岩魚のミソ焼きと憂いの秋(黒部峡谷・志合谷)、滑落のち、おにぎり(巻機山・米子沢)、前夜のフリーズドライ宴会(北鎌尾根)、低山の愛妻弁当(秩父・観音山)、山の幸福な食卓(北八ヶ岳)、縦走の知恵、時短・簡単・節約メニュー(大雪山)、兄が教えてくれた甘いミルク(川苔山)、山頂の豪華サンドイッチ(高水三山)、焼き肉と日本酒で酒盛り(西丹沢)、体にしみ込む白湯(西穂高)、ホテル並みの朝食(飯豊連峰)、開放のソーメン(朝日連峰)、という構成で、食事を絡めた山のエッセイ集。

 

書名ではごはんが前面に出ておりますがメインは山行の印象を綴ったエッセイでした。

著者が40歳代から50歳代にかけての仕事に追われながら徹夜で仕事を都合して山に行く、そうしないとバランスが取れないと書いています。

 

積雪期やけっこう厳しいルートの山行もあれば日帰りでの気軽なものもあります。

同行者も結構バラエティに富んでいて素晴らしい山の仲間が大勢いてうらやましい。

中年の山行なのであまり無理はせず、ただのピークハントではない多彩な山の楽しさを紹介しています。

 

翻って自分のことを考えてしまった。

結構ブランクができてしまったがそろそろ山行を再開しようとしていますが、当然体力に全くの自信がない。

酒を飲んでの朦朧登山ばかりでは芸がなさすぎる。