バトル・ダーク ボディガード工藤兵悟③ 今野敏 ハルキ文庫 | うみパパのブログ

バトル・ダーク ボディガード工藤兵悟③ 今野敏 ハルキ文庫

イスラム問題を扱ったノンフィクション作家が襲撃され、傭兵上がりのジェイコブのいる警備会社が警備を行うが誘拐されてしまう。

警察は独善的な方法で捜査を進めるが陰に凶暴なテロ組織がいると考えたジェイコブは優秀な傭兵であった工藤に声をかけて強力な火器を用意した独自の方法で捜査を進める。

箱根の別荘に立て籠もった犯人たちは圧倒的な銃器で警察隊を圧倒するが工藤たちの戦術の前に屈する。

 

今野敏の作品には『隠蔽捜査』シリーズに代表されるような本格警察小説がある一方で、武術に長けた主人公の活躍する活劇物があり、本書は後者のタイプのものでした。

警察はあまりに独りよがりで警備会社の意見などには耳を貸そうともしない中で、工藤たちは超法規的にマシンガンなどで武装して、やはり傭兵上がりのテロリストと闇の中でバトルをする。

少々荒唐無稽なストーリーではあるが十分に一流のエンターテイメントになっていました。