雨の向こう側 高田侑 ハヤカワ文庫JA | うみパパのブログ

雨の向こう側 高田侑 ハヤカワ文庫JA

井上美尋は29歳で10歳の女の子を養育するシングルマザー、従業員100名ほどの西島メッキで事務員をしている。

美尋は高校3年生の時にバトミントン部の顧問だった中山と恋愛関係になり、それが噂となり中山は教師を辞め翌年未廣は出産した。

東日本大震災の避難民が近くの学校で集団生活をしている中、中山はその中にいて西島メッキにドライバーとして採用される。

美尋は西島メッキの社長の息子で専務の一馬から結婚を申し込まれ承諾するも11年振りに現れた中山に動揺する。

そんな中、西島メッキで働いている知的障碍者の野方が死体で見つかる。

中山に容疑がかかっていることを知り、美尋はとっさに中山をかばおうとするも中山は身を引くが、一馬の本性が現れ二人は結ばれる。

 

高校生と教師の禁断の恋が、周囲に引き裂かれるが、11年後に再会し曲折の結果結ばれるという恋愛小説です。

かなり偶然の出会いが多く、ハーレクインロマンス的なお話になっているように思う。(ハーレクインロマンス小説を読んだことはないのですが...)

『みをつくし料理貼』の高田郁かと思って読みましたが作家は似た名前の別人でした。