平成4年(1992)4月1日、京成千葉線と直通する形で、千葉中央駅~大森台駅を結ぶ、千葉急行電鉄が開業した。

千葉急行電鉄とは当初は千葉中央駅と市原市の小湊鉄道海士有木を結ぶ予定があった。

しかし、開業当初は千葉寺駅を含む、2駅のみであり、また車両も京浜急行電鉄や京成電鉄から1000系や3150系などリースしていた。


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千葉急行電鉄開業時は京浜急行電鉄から1000系、京成電鉄から3150系などリースし、青と白に塗られていた。

そして、千葉急行電鉄が開業してから3年後の平成7年(1995)4月、大森台駅~ちはら台駅間が延伸開業、大森台駅~ちはら台駅間には学園前駅・おゆみ野駅の2駅も新設した。


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千葉中央駅で並ぶ、千葉急行車(左)と京成車(右)、京成車とは正反対の塗装となった。

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このように「千葉急行」と社名も入った


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おゆみ野駅~ちはら台駅間を行く、千葉急行線

おゆみ野駅まで開業した、千葉急行電鉄だが、本来はちはら台駅から先、海士有木までの建設も予定されているが、実は平成22年現在、未だに、ちはら台駅から先は工事が始まっておらず、凍結のままであり、また、ここで大きな落とし穴が待っていた。

千葉急行電鉄は赤字に追い込まれていたのだ。

一向に黒字にはならず、ついに千葉急行電鉄開業から6年立った、平成10年(1998)9月、千葉急行電鉄は京成電鉄に運営を引き継ぐ事になり、従って、千葉急行電鉄は「京成千原線」となり、平成10年10月1日、「京成千原線」となった。


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京成千原線として引き継ぐ事になった、千葉急行電鉄は廃止になった

現在、市原市辰巳台団地では「おいでよ、京成千原線」と書かれた看板が今でもあり、市原市辰巳台の住民は京成千原線が辰巳台に来る事を待っているのかもしれない。

おわり