ある公園のブランコは、脚を通すタイプである
恐らく、幼児用で落ちないようになっている
こんなもの無くても、今までの子供たちは普通のブランコで遊んできたし、バランス感覚など様々な物を養ってきた
安全?ではあるが、成長の機会を奪う物でもある
それだけなら良いのだが、問題はここから
中学生くらいだろうか、ブランコで遊び始めた時に悲劇は起こった
幼児用のイスに座ったら、嵌まってしまい抜けなくなったらしい
足が付くので立ち上がったところ、まるで巨大なオムツを履いているかのようなルックスに…
鉄腕アトム、アントニオ猪木といったほうが良いかもしれない
そして、たるんだ鎖によって身動きがとれるのは半径50センチ程
このまま、助けがこないのであれば、命に関わる。
まずい、マミィぽこ助けて状態である
しかし、助けを呼んだら、この醜態を晒すことになる
年頃の子にとって、その巨大なオムツを履いているようなルックスで身動きが取れないところを見られるのは屈辱である。
結局、その子は晒し者になる覚悟を決め、携帯で助けを求めて事無きを得た
究極の選択だっただろう
確かに、幼児用ブランコは幼児にとっては安全かもしれない
しかし、公園は公共の場であり、様々な年代の方が多く利用する
そのような状況で一部の年齢(幼児)の人しか使うことが許されない設備があることによって、今回のような悲劇を生んだ
幼児の安全を優先しすぎたあまりに、一人の中学生は辱めを受け危機的状況に貶めてしまったのだ
実際にレスキュー隊が出動したケースもある
このようなリスクを犯してまで、幼児をブランコに乗せなければならないのか疑問が残る
幼児用なのだから使う人が悪いという声もある。しかし、いくら批判しても、実際に今回のようなことが起こっているのである。
多くの人が安心、安全に利用できる公共の場というものを考えねばならないと感じた