以前、レイコップという布団クリーナーが流行りました。
15年程、掃除機の研究をしてきた私も、物珍しさに欲しいと思いましたが、調べるうちに買う気が失せました。
その理由を述べます。
理由1
【吸引力が弱すぎて、掃除機としての意味がない】
写真では、あたかもゴミが捕れているように表現されていますが、普通の掃除機を使ったほうが余程捕れます。
手を当てると、吸い付きが弱すぎるのを体感できるはずです。
理由2
【ダニには効果がない】
ダニは、かなり強く布団に喰い付いていますので、例の弱すぎる吸引力では、全く刃が立ちません。
確かに、説明を読むと、ダニのフン、死骸とありますので、生きてるダニには効果はないことが解ります。
理由3
【意味のないUVライト】
UVライトで除菌すると謳われていますが、ダニには一切効かないのは当然です。
UVはティッシュ一枚の厚さで遮られてしまうので、シーツや布団の表面のみしか除菌できません。
それに、服やパジャマ、人間の皮膚のほうが、圧倒的に多くの菌が付いていますので、シーツや布団を除菌したところで、何?となる訳です。
気分的には良いかもしれませんが…。
理由4
【医師が作ったクリーナーと言っている】
医師は掃除機の専門家ではないですよね。
ミーレやダイソンの掃除機を見ればわかりますが、掃除機の開発には莫大な予算と、研究が必要です。
充電式でないにも関わらず、その低すぎる吸引力は、素人の作った掃除機ということを物語っています。
布団への吸い付きを抑える為といった説明も見たような気もしますが、吸引力が高く設計できなかった言い訳でしょう。
恐らく、ミーレやダイソンの研究員から見たら論外と言われること間違いなしでしょう。
つまり、【掃除機作りを舐めるなよ( ・ิϖ・ิ)】という訳です
では、どうすれば良いか。
普通の掃除機に布団用ノズルをつけて掃除するのが、最も合理的です。
以上のことから、レイコップは買うべきではないという結論に至りました。