あれは残暑の厳しい頃…




臭いとの戦いが始まりました。






私の車は、中古の喫煙車です。




当初はかなりキツイ臭いを醸していました。





しかし、1年程の歳月をかけ、車内をほぼ無臭に仕上げました。




今では、車内消臭師を自称しています。




今からその方法を伝授致します。





⚠WARNING⚠


まず最初に。


エアコン送風口に付ける、クリップ式のファ○リーズ等の、香り付き消臭剤は絶対に使用しないで下さい。

あの合成香料の臭いを後から取るのは至難の業です。

⚠WARNING⚠




フロアマットなど、外せる物は外し、洗浄し、天日干しを続けます。雨に当たらなければ室内に取り込む必要はありません。とにかく、干し続けます。




消臭の基本は、兎にも角にも、




「換気の鬼となることです」




窓、ドアを開け放ち、来る日も来る日も換気をします。




しかし、春先は花粉、黄砂により、悲惨な状況となりますので、換気は行わないで下さい。




換気により、できる限り臭いを揮発させます。




ドアや窓を開けておくと、野良猫が車内に入り込み、マーキングをされる恐れがあります。



その為、全開ではなく、侵入されない程に開けておきます。



勿論、全開にするのほうが良いのですが…





この換気をトータル2ヶ月程行いました。



多少は臭いが減少しましたが、まだまだです。




そして、伝家の宝刀




オゾン発生器の登場です。




以前も記事にしましたが、Amazonにて3000円程で購入したものです。



ここで、重要なのは、オゾン発生量です。



オゾン発生量が150mg/H以上のものを使用して下さい。




オゾンは、湿度が低い方が発生量が安定します。




その為、除湿機と共に車内で使用しました。





この除湿機作戦をトータル1ヶ月程行いました。




これにより、タバコ臭はほぼ消え去りました。




しかし、タバコ意外の臭いが顔を露わにしました。
強烈なタバコ臭によって、マスキングされていたのでしょう。



めげずに続けます。




季節はすっかり冬に突入しています。




関東の冬は最高です。




何故なら、晴れが多く、湿度が低い。




そう、換気に最適なのです。




ふたたび、夜間にオゾン発生器を車内に入れ、昼間は換気を行う。




地道に繰り返すこと、2ヶ月…






ついに、臭いが気にならなくなりました!




無臭まではもう少しですが、十分、実用に耐えるレベルにきています。





更に追い撃ちを掛けるべく、クレベリンゲルを車内に置き、サーキュレーターで車内に拡散させる【クレベリン作戦】を決行しようと目論見中です。




何故クレベリンゲルを使うのかというと、理由は2つあります。




一つは、ディーラーなどで、車内用クレベリンの施工を行っているからです。




成分は安定化二酸化塩素であり、クレベリンゲルと変わりません。




しかし、施工時間が数十分と短く、シート内部まで燻蒸できるかと言うと微妙と思われます。




2つ目は、市販の非常に売れていて評価の高い車内消臭剤に【Dr.DEO】という物があります。




これの成分は同じく、安定化二酸化塩素です。




部屋用のクレベリンゲルと同じ成分ですが、車内用と言う事で非常に濃度が低く消臭効果も控え目。




そこで、乗っていない時に、Dr.DEOよりも少し濃度の高いクレベリンゲルで消臭しようという考えです。




車内での使用はしない様にとの注意書きがありますが、有人環境で数百個を長期間に渡って使用する訳ではありませんので問題無いと思われます。
高濃度環境下では金属を腐食する作用もありますが、恐らくそこまでの高濃度にはなりません。




この作戦を決行したら追記致します。








車内の消臭は体力的にも、メンタル的にもキツイです。




毎日の換気と重い除湿機の設置。





突然の雨に降られて、車内が濡れてしまうこともあるでしょう。




虫やチリが入り込み、車内を汚すこともあるでしょう。




毎日、同じ事の繰り返しで、本当に臭いが消えるのかと疑った日もありました。





ドアを開けたときの変わらない臭いに、何度も諦めそうにもなりました。





しかし、そんな自分の弱さや甘さを、この消臭が教えてくれました。





毎日、諦めずに努力した分だけ、臭いは減っていきます。




少しづつですが、確実に前には進みます。






車内の臭いに悩んでいる方、




ご健闘をお祈り申し上げます。




合掌。



2021年1月末日。