BMWは車体番号から、生産年月日を調べることができます




私の愛車は、BMWの320i(E90)ですが、生産は2011年1月27日とありました




磨いておけば、一見、高級車にみえますが、経年劣化も目立ってきます…




ちょうど生産から10年…




あの頃に生産されたのだなと、思いを馳せるこの頃です…




時の経過は速いものと実感しています…





さて、懐古厨はこの位にしておき…





BMWの定番の経年劣化といえば、なんと言っても雨漏り!!!!





この記事ですが、大雨や台風の翌日にアクセス数が割とあるんですよ




雨漏りする方、結構多いのでは!?




雨漏りすると、ヤバいとパニックに陥りますが、御安心ください。




何も恐れることはありません。




BMWの場合、簡単に治す事が可能です。




雨漏りというと、屋根からポタポタのイメージですが、BMWは違います



ドアの内側から水が侵入してきて、フロアが水浸しに!!!




この内張りの下からサイドシルを伝って、フロアに侵入してきます




フォルクスワーゲン、メルセデス等はドア内部のパネルが鉄板でできており、ビス止めされています



しかしBMWの場合、軽量化の為なのか分かりませんが、インシュレーターと呼ばれる発泡製の樹脂パネルが、ブチルゴムによって接着されています


このように、ブチルゴムが劣化し、パネルが剥がれることによって、雨水が侵入してきます




高温多湿の日本の気候に耐えられないのかと思いましたが、海外でも同じ事例が出ているので、やはり設計上の問題です




先代のE46からE90→F30まで、3世代に渡って雨漏りがあるようなので、20年以上経っても、同じ問題が起こるのは改善して戴きたい…




ドイツのものづくりには、部品ごとにマイスターがおり、その職人のこだわりにより、設計されます




その為、不具合があっても、マイスターの言う事が絶対なので、日本のディーラーが不具合のあった樹脂製の窓パーツを金属製で作り直し、装着し直したと言う話を聞いたことがあります





なお、現行型のG20では、大幅に設計が変わりました



インシュレーターが樹脂になり、ビス止めされています



ウィンドウレギュレーター(パワーウィンドウのモーター)もインシュレーターの車内側に取り付けられ、雨水の影響を受けない為、故障は少なくなるのではと思います




これで雨漏りが、無くなる事を祈ります…




DIYでの修理は、まず、内張りを外します。外し方は検索すれば、分かりやすく説明されている方が多くいらっしゃしますので、今回は割愛します

樹脂ではなく、再生された木質とヤシの繊維
流石、環境大国ドイツです




そして、問題のインシュレーターですが、ブチルゴムで止めても、また同じ事の繰り返しになると考えています




接着力の高いと言われている純正のブチルゴムで、この有様ですからね😱




そこで、私の場合は、シリコンコーキングを用いて、下の剥がれている部分のインシュレーターを接着しました

こんな業務用のではなくても、そこまで量は使わないので、チューブ入りの小さいやつでも十分足ります




他にも強力な防水性の接着剤なら何でも良いと思います




最初は防水性のテープで止めたのですが、毛細管現象で隙間から水が入ってきたので、テープは駄目でした





全周を接着してしまうと、後のメンテナンスで面倒ですので、下の水の侵入箇所のみコーキングです


見にくいですが、ボディとインシュレーターの隙間にも、しっかりと充填します




ディーラー修理だと5万円程掛かるとも聞いたので自分で直した方が良いですね





最初は難しそうと思いましたが、やってみると案外できるものです




ドア一つの修理時間は20分ほど。



これにて無事改善。



修理完了。