アジ撃沈、アナゴが釣れてなんとかボーズ逃れ。

釣果 アナゴ 65cm x1
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大津に6時半ごろつくと、大さん、せーじさん親子と、たけちゃんさんがおられた。たけちゃんさんにお会いするのは初めて。いつもブログをこっそり読ませて頂いているお礼をいうこともすっかり忘れ、大さんから差し入れて頂いた温かいコーヒーのお礼もそこそこに、慌ただしく支度をした。

小川丸のスベリで、以前安浦でよくご一緒させて頂いたキス名人のナベさんとばったり会う。今日は思いがけない人に会う日だ。

港を出るとやはり北風がけっこう強く、左側に行く人は誰もいない。自分も昨日考えていたとおり、まず海底遺跡に向かった。

初めて行った海底遺跡は、アジのような反応がうすく出ていたが、このところアツイという武山出しも近いので、海底遺跡はスルーして武山出しに移動。

武山出しも初めてなので、どこがいいのかよく分からず、28~30mのところをちょこちょこ移動していると、ようやくアジらしい反応が。アンカーを落としたが、3、4mの北風に押されてズルズルと走錨。2回やっても走錨するので、これでは釣りにならないとここを諦めた。
近くでやっていたせーじさん親子も渋い様子で、さらに深場に移動されるとのこと。
この時点ですでに8時過ぎ。コマセを一度しか撒いていない。今日は夕方法事があり、お昼頃までと決めていたので、少々焦り気味。

海底遺跡に戻ってみると、さっきあったアジらしい反応は全くなくなっていたので、すぐに見切りをつけて、ガレ場に移動。「迷走して墓穴」というタイトルが思い浮かぶ。

やはりこちらは波が高い。北風の時は航路右側より左側の方が波が倍くらい大きいというのは本当だと実感。時々しぶきがボート内にかかるくらい。
1艘だけ出ていたので、近くに行って声をかけると、渋そうな様子。今日はどこも渋そうだが、ときおり10m付近でイワシらしい影が写るので、ここで粘ることに決めてアンカリング。今度は走錨せず27m付近に止まった。すでに8時半過ぎ、獲物ゼロ、というよりアタリゼロ。

今日はオーソドックスに、サビキとビシの2本立て。サビキはアジ鈎7号に枝ス5号の頑丈タイプ。ビシはクッションゴム1mにハリス2m、チヌ4号の2本鈎。オキアミとアミコマセのブレンドで、底に敷き詰めるように撒いたが、どっちの竿も沈黙。

サビキは底だけでなく、ときおりイワシっぽい魚影が映る10-15mくらいのところにも合わせてみたりしたが、反応なし。

9時半頃になって、ビシ竿をしゃくっていた時、しゃくりあげて止めた時にぐうんと引き込むアタリ。これが今日初めての魚信。巻き上げていくと15mくらいでぐいぐいとドラグが滑り出す。かなり緩めにして滑らせながら、10分くらいかけてようやくビシカゴを掴む。やっぱりサメだった。
ぽよパパさんのフライの写真を思い出し、確保しようかと思ったが、暴れてどうにもタモに入らず、結局リリースしてしまった。

再投入すると、15分くらいでまたビシにグンと下に引くアタリ。サメの時ほど重くはなかったが、時々ドラグを滑らせながら上がってきたのは太ったアナゴ。これでなんとかボーズは免れた。

その後またアタリが途絶えたので、ヤマダ沖に移動。前回良かったところにアンカリングしてやってみたが、全くうんともすんとも言わない。
ごくたまにアジらしい反応が底のあたりに出るが、サビキにもビシにも来ない。
そのまま残りのコマセを贅沢に消費して、12時ちょうどに沖上がり。


アジを早く釣って泳がせ竿を出す、という皮算用は、最初からつまずいたままゲームオーバーとなってしまいました。法事の日に殺生はしてはいけない、と自分を納得させるオチがついた釣行でした。

あと1回行けるかどうか、引越しの準備もありますがこのままでは終われません、、、