2015年1月4日(日) 大津 晴時々曇 9度 水温11度 東1m 大潮(干潮10:23)

真冬のヤマダ沖は熱かった!28mの深場で断続的にアジの反応が。

釣果
アジ 18-24cm x26
イシモチ 27cm x1
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ATSさんの初釣り寒ビラメの報せに、居ても立っても居られなくなったお正月休みの最終日、急遽大津に出撃することにしました。

えらいこっちゃの方も来られるとのことだったので、どなたかいるかと思いながら、6時半過ぎに小川丸で受け付けを済ませると、石田ボートのほうで待っている人が少なかったのが意外。さすがに多くの人は最後の休日を手堅く過ごされることにした様子。自分も今日は早めに上がって明日に残さないようにと思いながら、小川丸のボートに荷物を積み込むと、もう10分前。石田ボートを待つ人の中に、ビックリの先生発見!紋二郎さんと話されていました。さっそくご挨拶させて頂きましたが、出発時刻が迫っていて一言二言だけで失礼してしまいました。

さて各ボート出発となりましたが、やはり皆さん右の方に漕ぎ出し、左に行ったのは自分だけ。風もなく波も穏やかな中、魚探の反応を確認しながらゆっくりとヤマダ沖の深場、先週よかったポイント付近を探ると、またしても途切れ途切れのアジの反応。間もなく先週より少しだけ沖側の28m付近にアンカリング。

後から来た2艘も先週自分がいたあたりに定着。今日はまずアジをツ抜けまで確保したら、あとは泳がせでヒラメ、というのが妄想のベストシナリオ。

最初のサビキ投入はいつも通り。先週バラしが多かったことを考え、今回は鈎を小さく、アジ鈎8号のピンクサビキを選択。ハリスは5号の太ハリス仕様なので、せっかちなヒラメが来てしまったとしても準備万端。

すぐにアジのガクガクしたアタリ。少しだけ上げて追い喰いを誘う間に、借りたバケツに水を汲んで、首尾よくダブルで掛かったアジをバケツにいれた。
今日も2本目を出す間もなく、サビキの入れ食いは続き、20分ほどで7,8匹のアジでバケツは早くも酸欠状態。サイズは18~20cmくらいと少々小さめ。サビキ仕掛けの鈎サイズを小さくしたのは正解。バラしがほとんどなくなった感じ。

このままでは泳がせ用のアジが弱ってしまうと思ったので、もったいないがサビキを一旦放置し、泳がせ用のホリデーパックを用意。18cmくらいのアジを付けて、まずは底から2m位の低いところに下ろした。

その間もアジの反応は断続的に続いたが、つ抜けしたあたりでサビキをやめ、泳がせと、セミロングハリス(チヌ4号x2本鈎&ハリス3m+クッションゴム1m)の2本立てに変更。しかしこの作戦変更が釣りの神様に対して生意気な態度だったのかもしれない。その後反応はあるのにあたりがなくなった。
もっとも今日はサビキが良くてビシ系は今イチ、という日だったのでしょう・・・

9時半ごろ、セミロングのほうにグンというあたりがあり、ドラグをギリギリまで緩めながらゆっくりと巻く。時おり突っ込む時はドラグがすべっていなすのに任せながら、ゆっくりと一定のテンポでリールを巻き続けて、ようやく上がって来た大物は・・・

やはりホシザメだった。口元でハリスを切ってさようなら。それで場が荒れたと思ったので、まだ反応は良かったが、移動を決断。

次はどこにしようか、ここから一番近くてクロダイ実績もある丸根か、前日スズキが上がったという富士山か、それともATSさんにあやかって武山か、と迷いながら、スズキはどこにでも回ってくるだろうし、武山方面にはたくさんのボートが見えたので、結局丸根に向かって漕ぎ出した。近いので、泳がせアジはそのままにして、負担をかけてはかわいそうなので、ゆっくりとこぎながら、あわよくばスズキに遭遇しないか、いったいどっちだよ、という全く人間様本位のムシの良い考え。

魚探を見ながら丸根を横断してみたが、さっきまでと違って全くの無反応。アンカリングする決心もつかず、そのまま富士山出しまで移動。途中HEPPOさんから頂いたブイの位置の正確さに改めて感動。

富士山出しも全く反応はなかった。ちょうど潮止まりの時間帯だったが、今さらヤマダ沖に戻るのも面白くないので、前日に妄想していた、富士山の斜面の落ちきったあたりにアンカーを下ろし、またセミロングでオキアミブレンドのコマセを打ち始めた。

そこには30分ほどいたが、うんともすんとも言わない。釣りの神様にあいそをつかされたかと思いながら、そのちょっと沖のガレ場に何艘かいるのを見て、また小移動。

小移動を繰り返すのはドツボにはまるパターンだが、ガレ場はまずまずだった。そこにいる方にお聞きすると、釣れてますという明快な言葉に勇気付けられ、少し離れたところにアンカリングさせて頂いた。水深27m。
その後沖上がりする1時過ぎまでの2時間ほどで、アジをいくつか追釣した。ヤマダ沖より少しだけ型が良く、20~24cmくらいまで。

そこまで良く働いてくれた泳がせのアジはクーラーボックスに安置し、そこで釣れた後輩に引き継ぎ。ときどきタナを変えて、底付近から、中層10mあたりまで、いろいろと探ったが、一度だけドラマがあった。

場所はガレ場、底から3mくらいのとき。
見つめていたらいきなり竿先がびょこんと跳ねて、すぐに静かになった。タナからして、やった、ヒラメだぞ!と思い、再び竿先が動くのをじっと待つ。1分、2分たっても動かない。というよりも、それまで不規則に細かく震えていたのが、し~んとなっている。
そっと竿を手に取り、聞き合わせてみても、生体反応がない。巻き上げてみると、カラの仕掛けだけが上がってきた。チヌ6号で親と孫鈎を首の付け根と尻びれのところに打っていたのだが、鈎も仕掛けもまったくキレイで、アジの肉片すら残っていない。
アジを替えてからもしばらく経っていたので、もしかしたら泳ぎ回るうちに鈎を刺したところがゆるゆるになっていたのだろう。アジが元気に泳いでいるからといっても、鈎をかけたところはときどきみておけばよかった。

でも、ガレ場にも大物はいそうなことがわかった。次回もこの移動パターンで、アジを確保しじっくりとヒラメを狙う、という作戦でいこう。

あぁぁ、次が待ち遠しけれど、次の三連休はムリなので、その次かな。

早めの上がりでしたが、小川丸の大将が、クーラーボックスに貼ったえらいこっちゃステッカーを見つけてくれました。
小川丸から同じヤマダ方面に出た人で、クーラー満タンにしてもっと早上がりした人がいたそうです。束釣りだったそうで、たぶん自分の手前にいた二人組の方たちではないかと思いますが、ヤマダ沖は絶好調だったようです。アジは気まぐれ、わからないものですね・・・

今回の軌跡はこちら↓です。
20150104の軌跡.png