2014年のボート出撃は21回、釣ったアジは319匹でした。前の年も21回(アジは258匹)とたまたま同じ回数でした。今年はもっと行きたかったのですが、9月から10月にかけて週末に天候が悪くなることが多く、また11月以降は仕事のほうが忙しかったりで、9月のタチウオフィーバーやそのあとの鯛フィーバーに乗り遅れてしまったのがちょっと残念でした。

記録をつけ始めた2013年からの2年間42回分のデータを整理してみました。何ヶ月か前にもやりましたが、ちょうどまる2年分のデータが集まったところで、改めてまとめてみました。

一言でまとめると、やっぱり自然には勝てない、という印象です。潮目や仕掛け、ポイントなど多くの要素が絡み合うなかで、少ない釣行数や記録のあいまいさでは、これは!という鉄板のようなものはなかなか見つけられません。もっともそれがハマる理由なんだろうなと思いますが。

2年間の42回のうち、安浦出港は39回、大津出港は3回でした。基本はアジに焦点をおいています。グラフの縦軸は、1回あたりの平均釣果です。


まず、月別の釣果から。



アジのシーズンは9月から1月にかけて。寒い中ですが、がくがくと揺れる竿を思い出すと、また行きたくなってしまいます。

次に、アジ以外を見ると、そのほとんどはイシモチかキスですが、



冬はイシモチ、夏はキス、という傾向がはっきり確認できました。イシモチは5月頃までですね。


次は、潮目(時合)による釣果の違いをみてみました。



一日のなかでもっともピークだと感じた時間帯が、潮目で言うといつごろか、を調べてみると、下げ潮の下げ止まりの手前2時間ほどが比較的よいようでした。このグラフのみ、縦軸は釣行回数です。

潮による釣果の違いを見てみたところ(下のグラフ)、案外それほど差はなかったようです。その日の潮よりも、潮の満ち干き、つまり時合のほうが大事だということでしょう。



ちなみに若潮のときがダントツなのは、サンプル数の偏りのせいです。若潮のときの釣行は2回しかなくて、そのうちの1回でアジ44匹を釣ったため、ちなみに釣行回数がもっとも多かったのは、中潮で17回でした。


最後に、これもやってみたかった、ポイント別の釣果。



今は秘境となってしまった安浦沖の黄色ブイや赤灯台沖の釣果が良いですが、あくまでも自分の行動範囲の中だけのことなので、自己満足としてごらんください。


ここまで見てくると、何がどうだというわけでもないのですが、やはり自然の前に人間の知恵はとうていかなわないということがわかり、ボート釣りの奥深さにますます惹きつけられた1年でした。