2014年11月15日(土) 安浦沖 晴れ 18度 水温19度 北西1、2m 小潮(満潮11:07)

ついに大さんとタンデム実現!ロングハリス1本に絞り、教わったとおり愚直にやったら人生初黒鯛にびっくり。アジもコンスタントに釣れました。

釣果(二人で)
黒鯛 42cm x1
アジ 16-24cm x27
イナダ 42-45cm x2

20141115.jpg


3週間目にしてようやく大さんとのタンデム実現。軽いコーフンで前日の眠りは浅かった。
あらかじめ大さんに地図をみてもらうと、狙いどころは、やっぱりふだんアジの定番ポイントである、黄色ブイ横とのこと。上げ潮で始まるため、潮の当たる駆け上がりが定石のようだが、もともと水深が深いところでも21mくらいまでなので、とりあえずその落ち切ったところでアンカリング。下は砂地。

仕込んでおいたロングハリス仕掛け、ケン付チヌ4号+フロロ4号6mの1本鈎でいよいよ坊主上等釣りの世界に踏み込んだ。
最初に大さんに仕掛けの振り方を教わる。著作権の都合で詳細は省くが、見事に理にかなった振り方にまず感動。
念のためつけておいた魚探には、いつものアジの反応が出ている。周りのボートもアジをテンポよく釣り上げている様子。まもなく大さんにアジが。その後は、自分のほうにも大さんのほうにもアジがポツポツと掛かり、小一時間でおかず分は確保できた。

黒鯛が来たのは9時半ごろ。朝方から好調だったアジが静かになり、中鯖が混じるようになったころ、竿先がぐんと引き込まれたので、またサバかと思いながらも巻き始めると、途中で下に潜る。2、3度糸を出し入れしながら、鯖より重く、もっさりとしたただ重たい反応に変わってきたので、さてはホシザメかと思いながらビシカゴを中に上げ、ハリスをたぐりながら海面に目を凝らすと、白い腹と銀色の高い体高の影が見えてきた。慌ててタモを用意し、脱腸状態でのっそり浮かんできた黒鯛を慎重にネットイン。


その時まで、今日は真鯛狙いだったことをすっかり忘れていたが、赤ではなく黒だったが鯛を釣ったことで、改めて大さんのやり方がすばらしく理にかなっていることを実感。

次に大さんの竿にもアジや鯖とは違うアタリが。やがて引き上げたのはイナダ。45cmくらいか(と思う)。前日のワラサとのやり取りを十分堪能された大さんから、このイナダをありがたく頂戴してしまった。
すでにツツ抜けをしているアジ、そして黒鯛に加えてこのイナダが入ると、
10時で13Lのクーラーはすでにいっぱい。大さんの言うように、さらに大きなものが欲しくなる。

少しでもスペースを確保しようと、イナダの内蔵を取り、海水につけて洗っていたときに悲劇がおきた。
イナダのヌメリに、内臓からでるあぶらのせいで、つるんと手が滑り、イナダが手から離れてしまった!
あわててタモを手にとったが、
綺麗に下処理されたイナダはあざ笑うかのようにゆっくりと海中に沈んでいった・・・

やはり黒鯛が釣れてちょっと得意気になっていたのか、魚の復讐か・・・
せっかく大さんが釣ってくれたイナダを、不注意でフイにしてしまって落ち込む自分に、ぽちゃんではなくて釣ったことは釣ったのだから、ブログに書いてもウソはないねと言ってくれる
大さんは優しい。

イナダのたたりで時合がぱったり止まるのではないかという不安を払拭してくれたのはやはり大さんだった。しばらくしてまた青物らしいアタリ。こんどのイナダは、先ほどよりちょっと小さかったが、今度はバケツの中で内蔵を取り、こちらもありがたく頂いてしまった。
これでブログのネタとして書けるでしょ、と大さんはあくまでも優しい。

それからは中鯖、ときどきアジの時間が流れた。ときおりエサがなくなる小さなアタリが続いたが、最後まで正体がわからなかった。
その後はドラマは起きず、ちょうど2時半頃エサが尽きたので、終了。
結局仕掛けは一度も替えなかった。


大さんにとっては、昨日とは打って変わっての静かな釣りだったと思いますが、平成町に本当に真鯛はいないのか、を自分で確かめてみるという意味はあったようでした。
自分にとっては、初の黒鯛はもちろん嬉しかったのですが、それよりも大さんに教わったやり方のとおりにやってみたら本当に鯛が釣れたことで、自己流ではなく正しいやり方をすることが大事だと体感できたことが何よりも目からウロコでした。

岸に戻ると、ボーズで帰ってくるのを心配していたボート屋の親父さんも喜んでくれました。今日はマゴチもあがったようです。泳がせの人はワラサは不発だったがアジはたくさん確保できた様子。今日も3、4ハイで静かな小川ボート店でした。

大さん、今日は本当にありがとうございました。これからしばらくはこのやり方に絞って経験を積んでいこうと思います。