2014年10月19日(日) 安浦沖 晴れ 23度 水温20度 北4mのち1m 若潮(干潮07:48)

大津のゴールデンシーズン到来。朝からアジ好調。惜しい大物のアタリも。

釣果
アジ 18-28cm x44
ゴマサバ 30-32cm x2

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1ヶ月のブランクに、太刀魚は消え、水温も20度まで下がってきた。
朝がたは昨日よりは穏やかながら、港に来ると風があり波もぽちゃぽちゃしている。しかし前日黄色ブイでアジがよかったと聞いて、まずは黄色ブイを目指すことにした。
北風に押されて波も結構高く漕ぎにくかったが、港の沖堤防を出ると、黄色ブイのあたりに作業船がでていた。しかたなくその100mほど離れたところにアンカリング。19m、岩礁地帯。
いつものように、まずサビキ竿を用意。定番のピンク色、鈎はグレ7号ハリス5号のもの。一投目でくくんと下に引き込まれ、20cmほどのアジ。幸先いいぞと、手返しをよくするために借りておいた大きめのバケツにアジを放り込み、すぐサビキを戻すと、下に着くと同時にまたアタリ。アジは1つづつだが、20cm以上と型が揃っている。2本目の竿を出すヒマもなく、ましてや血抜きをする余裕もなく、バケツには型の揃ったアジがどんどん溜まる。
結局サビキ1本だけで、1時間ほどで一気に20くらい。8時過ぎになってちょっと落ち着いてきたので、ビシ竿を出し、血抜きをしてクーラーボックスにアジを移した。
まわりに3艘ほどでているが、皆さんアジをテンポよく釣り上げている様子。今日はほぼ全てサビキ。ビシで掛かったのは1つだけ。そろそろアジの数は溜まってきたので、泳がせを出したいが、どのアジも20cm以上でもったいない。しかし思い切って今釣り上げた元気の良い20cmのアジで泳がせスタート。背掛けにして、水深10mくらいのところにセット。サビキとビシは出し続けていたが、やがてサビキと泳がせアジがお祭りしてしまった。今日大活躍だったサビキがぐちゃぐちゃになってしまった。数を追うのはもういいかと、残念だがサビキを犠牲にして、泳がせとビシの2本立てに切り替えた。

ビシのほうに掛かるアジは、25cmを超えるものが混じる。今日はいつもよりハリスを長くした。ケン付チヌ4号の1本鉤でハリスは4m。数よりも型、あわよくばアジではない何か、を釣りたい。

泳がせのリールが急にPEを伸ばし始めた。あっという間に沖の方へ20mほど糸が出たところで、もう1本の竿を引き上げ、泳がせ竿を手にとった。イナダのような、途中で何度かぐっぐっと引く手応え。糸を出したり巻いたりしながら、あと10m程のところまできたときに、ふっと軽くなった。時計を見ると10時10分。
引き上げて見ると、



あごからエラにかけて、頭全体が押しつぶされたようになっている。アジは昇天していた。歯がない魚、イナダ?スズキ?
鈎は管付き6号チヌを背びれの上に1つつけただけだったが、20cmのアジが大きすぎたのか、鈎まで届かなかったように思う。

邪魔にならないようにと引き上げたビシには、24cmくらいのアジが掛かっていた。泳がせ竿を巻き始める前にバケツに入れておいたのだが、今生きているアジはこれだけなので、さすがにこれを使うのはもったいないし、第一また圧死だけされるかもしれない。
ビシをやめて小さなサビキをつけた。

ほどなく18cmくらいのアジがかかり、泳がせ再開。またビシとの2本展開にしてしばらく待つと、今度は泳がせ竿が糸フケ。今度はじっくり食い込むまで待つぞとそのまま眺めていたら、道糸がほぼ水平方向にまでなってしまった。手前祭りかと思ってたぐり寄せると、こんどはアジがこんなになっていた。


今度は鋭い歯のようなものでざっくり切られて絶命している。以前ネットで見た、イカの食い方かもしれない。前回は頭を狙われていたので、今回はチヌ鈎を上あごにつけていたが、そことは全然別のところ、胴部がやられていた。
孫鉤というのはこんなときに役に立つのかもしれない。時計は10時40分。

今日のハイライトはここまで。その後泳がせ用のアジも釣れなくなり、場所を変えてみたがめっきり渋くなり、2時前に終了。

潮があまりよくないのと、気負いすぎていることが心配だったが、終わってみればアジ44は今年のレコード。若潮は過去2年で2回しかないが、一番アジが釣れる潮目になってしまった。



今日の軌跡はこちら。

20141019軌跡.png

泳がせのアジを食った正体をどなたか教えてくださるとうれしいです。