炎天下のボート釣りでは、帽子やタオル、水分などは必須だが、膝やふくらはぎの内側の日焼け対策にはずっと頭を悩ませていた。

はじめは日焼け止めクリームを塗っていたが、あるとき沖堤防際にアジが集まっているときがあり、そこにボートを寄せて釣っていると、ブヨのような小さな羽虫が足にたかってきて、知らないうちに刺されていた。まもなく赤く腫れてきて、猛烈に痒い。うちに帰ってからも、日焼けのほてりとのダブルの痒さでとても寝苦しい。

やはり、肌をおおうもの、しかも暑くないもの、がほしい。さらに釣行後は簡単に水洗いできるもの、化繊がベターだ。

ネットで探してみると、トレンカという、女性のレギンスのようなものがあるらしい。ランニングをやる人がよく履いているタイツのようなものだが、男用は黒しかない。ネットで探しまくった結果、ようやく白地のメンズ用トレンカを1000円で発見、送料込だったので即購入したのが1年ほど前。

それがこちら↓。トレンカ.jpg

(現在は売り切れのようで、販売店のサイトも閉鎖されていました)

一度使ってみたが、頭の薄いおやじが履くと、どうしてもステテコにしかみえない。その上に短パンを履くと、さらに変態臭までプラスされる。誰も見ていないボートの上では良いが、ボートを降りるとすぐにそそくさと脱いでしまう。恥ずかしいのと面倒くさいののどちらをとるか、小心者の自分にとっては、とにかく煩わしいことこの上ない。

それからもいろいろと探していた。防虫ネットのパンツも考えたが、紫外線をよける効果もあるものは何千円もするし、ネットの上からも刺されるらしく、決め手にかけるまま、今年も夏を迎えてしまった。

台風で釣行が流れてしまった今週末に、ふと気づいて昨年のトレンカを思い切って切り取ってみた。これならボートの上で着脱できるので、陸上では恥ずかしい思いをしなくて済む。
さらに、釣り用ウェア感をアップするために、Tシャツ転写用紙を使って釣りブランドのロゴも入れてみた。
それがこちら↓。



もともとぴったりと履く伸縮性の生地なので、これをボートでちょっと漕ぎだしてから靴下を履くように着用すれば、ずり落ちることもないだろう。
ハサミで切ったところは、そのうちほつれてくるかもしれないが、ミシンもないし、使い勝手を見ながら処理していこうと思う。

次回の釣行は台風一過、容赦ない炎天下でがまんの釣りになりそうだが、この強い味方のおかげで、がまん強くはなれそう。

本当は、ナイロン生地の腕カバーのような形の「ひざ下カバー」を薄目の色で自作すればよいのだろう。手前船頭のボート釣りとは言え、多少の世間体は気になるところ・・・