2013年11月9日(土) 馬堀沖 曇り 16度 水温19度 北5m 小潮(満潮09:42)

6時半から平成漁港で風が収まるのを待っていたが断念。10時前に大津港から出港。
北風が強く波も荒い。海苔棚が波を抑えるからと言われ、とにかく手前の海苔棚にたどり着きアンカリング。

19mの海底付近にアジのようなつぶつぶの反応が消えることなく出ていたので、サビキとビシを投入。ほどなく重くて鈍いアタリがあったが、船もかなり上下しているので、昆布か何かに根がかりしたのかと思いながら力づくで巻き上げるが、ビシを切られること2、3回。この揺れでは船上で仕掛け作りをする気にもなれず、どうしたものかと考え込んでしまったが、ようやく25cmくらいのクサフグが、ヒレに引っかかって上がってきたので、正体がわかった。

魚探の反応は相変わらず動かず出ているので、今度こそアジではという淡い期待半分、もう半分はアンカーを上げる気力がなかったため、せっせとコマセを詰めては落とす作業を繰り返していたが、かえってフグどもを居着かせてしまったらしい。途中24cmのシロギスが釣れただけで、また大きなクサフグが掛かったところでようやく移動を決断。

武山のほうで釣っていたボートがどんどん帰ってくるが、皆さん波が荒いし獲物を確保したしの早上がりらしい。なんとも羨ましい。自分はどこに行こうか、慣れない大津の海に半ば戦意喪失。ポイントはどこも遠く、この波風と慣れない大津の重いアンカーに心も重く、どんどん気持ちが萎えてくる。

結局1時前に早上がり。3時間ほどで持ち帰りはシロギスのみ。久々で今日を逃すといつできるかわからないということで、自分には難易度の高いコンディションのなか、無理やり出港したが、こんな日はおとなしくビシの予備を作っておくんだったと後悔。

今日の教訓
諦めることが肝心。悪天候のとき、陸から見ると「あの波の下には魚たちが飢えてオレを待っているんじゃないか」と妄想を膨らませてしまうが、それ以前に自分の能力・体力・気力をわきまえて、次のチャンスに備えるべき。


夕飯はスープカレーだ。シロギスを捌くのは次の日。