ヒジキのお話 鉄分はどこから 栄養と衛生管理の危ない関係

さぁ、今日の入荷情報で少しお知らせしましたヒジキのお話です。

ポートマーケットで販売しているヒジキはもちろん国産ヒジキ１００パーセントです。

地産地消、旬産旬消の漁協組合ならではの商品です。

ひょんな事から貧血の人には鉄分が必要だから何か鉄分豊富な食べ物ないかな？って調べていましたそしたらヒジキが目にとまりましたがなんとここ何年かで鉄分がメチャクチャ減っていました。国産のヒジキだけです、輸入物のヒジキは鉄分は昔と変わりません

100gあたり  58.2mgから

100gあたり    6.2mgです激減です

なんだ？なんだ？ですよね。

実はヒジキに鉄分が豊富なのは鉄の鍋で茹でてたからです。実はヒジキはお店で販売しているものは漁師さんが海から選別しながら丁寧に良いところをとってきて綺麗に洗い、鉄の鍋で茹でて一晩蒸らしてから乾燥をさせてます。

その後にピンセットでゴミを丁寧に取り除き、さらに袋詰めするときにも白い部分を除き商品になります。

そう、その時に使う鉄鍋が重要なんですねスーパーなどに卸している大きな会社は衛生管理の為に鉄鍋からステンレスに代わっていて鉄分がヒジキに吸収されないんですね。

衛生管理っていいますけど鉄鍋だって錆だらけで溶けているわけでは無いんですよ。南部鉄を皆様はご存知でしょうけどあれと一緒で鉄分が溶け出しているんですよね。よくお湯を沸かす時に鉄の塊みたいな卵型の鉄を入れると鉄分が豊富なお湯が作れるっていうヤツと一緒ですね

切り干し大根も近年は鉄分が下がっているのは包丁が鉄製からステンレスに代わったせいみたいですよ。

でもそんなので成分が代わるなら逆に悪い成分があった場合も同様に商品にうつるって事ですから食品を扱う身としてはそこに1番注意しなければなと今回思いました。

衛生管理と栄養、いま1番に求められてるのは衛生管理ですよね。大企業や従業員を抱える会社はリスク負えないですよね、色々な人の手を加えて商品作ってますからね。

小規模でやっているからこそ自分で作っているから衛生管理も手が回ります。鉄鍋で手間暇かけて作っている東部漁協のヒジキをよろしくお願いします。

ちなみに、乾燥でない釜揚げヒジキは残りわずかです。ヒジキは炒めたり油を使うと栄養が逃げやすいのでこの釜揚げヒジキをサラダて食べるのが1番ですね。

大根と人参とマヨネーズ系統のドレッシングで和えて食べると美味しいですよ

乾燥ヒジキも残り100個チョイです。

それではポートマーケットでお待ちしております。