サッカー日本代表の対コートジボワール戦を観て | 休日に訪れたい横須賀周辺の名所・食事処

休日に訪れたい横須賀周辺の名所・食事処

横須賀在住の横須賀ロランが訪れた横須賀周辺の名所・食事処について、徒然なるままに書いています。

今回は本来ならこんなことを書くつもりではなかったけど、そのあまりにも不甲斐無い試合内容と、現在のサッカー日本代表チームの勘違いぶりに、あまりにも腹が立ってしまったので、今回はこのような形でコメントを書かせてもらうことにした。
 
 
昨日のワールドカップ本戦の予選トーナメントの初戦の対コートジボワール戦・・・・・・その詳細については、マスコミの様々なニュースや、日本サッカー協会のHP内のhttp://www.jfa.jp/news/00001039/などのニュースを参照すれば良いと思うし、2対1で負けたという結果自体については、僕自身は特に何とも思っていない。
 
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(同戦のスターティングメンバーの写真 <JFAのHPより> )
 
 
けれども、ワールドカップ本戦の初戦で、負けているという試合展開でありながら、相手にボールを回されて時間稼ぎをされているというのに、誰もボールを必死に取りに行こうとしない、その姿勢に僕はものすごく腹が立ったし、しかも、試合後に涙を流して悔しがったり、疲れてヘバってコメントができないというような様子でもなく、多くの選手が、「自分達のサッカーができなかった」「次の試合に向けて・・・・・・」などと、淡々と述べている様子に、唖然としてしまったんだよね・・・・・・あなた達は、一体、何様ですか?と(^^;)
相手のパスコースを消すようにだとか、リスクを考えてボールを無理に取りに行かないなんてのは、自分達が勝っていたり同点の場面ですることであって、負けている展開でボールを必死に取りに行かないのは、勝つ気がないと思われても仕方がない。
 
 
また、僕は根性論などというものは大嫌いだけど、少なくとも、この試合に出たくても出られなかった何百万、何千万といった日本国民のことを思ったら、この試合に出場できていることだけでもありがたいことなのだから、そのことを真剣に思ったら、余力を残すなんてことは、出たくても出られなかった人達に対して本当に失礼なことだと思うし、今あるだけの体力を目いっぱい絞り出して、とにかくボールを追いかけ回すことくらいはできるだろ・・・・・・試合後に淡々とコメントしてんじゃないよ、まったく。
日の丸を背負ってなどという表現はよくされたりするけど、僕が思うに、その本当の意味は、日本の名誉だとか、そんな抽象的なことではなく、日本国内において、このワールドカップに出たくても出られなかった人達の思い・・・・・・そうした思いを背負っていると考えてこそ、重たいものだと言えるんじゃないのかな。
試合後に淡々とコメントができるような、そのような状況で、はたして死力を尽くしたと、胸を張って言えるのかよ・・・・・・そこに僕は、すごく腹が立っているんだよね。
 
 
さらに、「自分達のサッカーができなかった」って・・・・・・FIFAランキングの上位10か国に入るような強豪国でも、このような大舞台では自分達の目指すプレーをするのは至難の業だというのに、あなた達は一体、自分達が今、どのくらいの位置にいるか、まったく分かってないの?自分達を一体、何様だと思っているの?
今回のワールドカップにおいては、多くのマスコミが気を遣ってか、そうしたFIFAランキングのことについては、あまり載せようとしたりしていないけど、今年の6月時点のFIFAランキングを、同じ予選Cグループ内の国だけでも挙げてみると・・・・・・
 
コロンビア 
ギリシャ  12
コートジボワール 23 に対して・・・・・・ 
日本は46位なんだよ!
(詳しくは、http://www.fifa.com/worldranking/rankingtable/index.htmlを参照のこと)
 
 
そりゃあ、FIFAランキングなんてのは1つの目安にすぎないし、サッカーというスポーツは点が取りにくいスポーツであるため、何が起こるのか分からないのも魅力の1つではあるかもしれないけど、何の根拠もなくこうしたランキングが付けられているわけではないし、どんな世界のビッグクラブでプレーしているとしても、それは所詮そうしたビッグクラブに対する評価が高いだけであって、個人に対する評価では決してないし、個人に対する評価にしても、それはサッカーの実力に対してだけ与えられたものではなく、背景の日本市場という大きなマーケットも織り込まれた評価なんだよ。
それを自分達のサッカーの実力だけに与えられた評価だと勘違いしてしまっているのか、あるいは、勘違いさせられているのかはよく分からないけど、現在のサッカー日本代表チームの実力は、アジアの中でこそトップレベルであるにせよ、世界の中ではまだまだ弱小国とは言えないまでも中堅国レベルで、強豪国では決してない。
そんな中堅国レベルの国の選手達が、自分達よりも圧倒的にFIFAランキングの高い国との試合において、揃いも揃って「自分達のサッカーができなかった」って・・・・・笑わせるなよ(笑)
強豪国でさえ、自分達のサッカーをすることが難しい舞台なのに、中堅国レベルの国が、強豪国に対して自分達のサッカーをしたところで勝てるわけがなく、自分達の実力以上のサッカーをしなければ勝てるわけがないだろ。
自分達のサッカー云々なんて言葉を使いたいのであれば、少なくともFIFAランキングで10位以内に入ってからにしろよ・・・・・・恥ずかしいったら、ありゃしない。
 
 
あと、これは僕個人の完全な主観だけど、現在のサッカー日本代表チームは決して日本史上最強のチームなどでは決してなく、史上最強チームはおそらく、日韓共催のワールドカップ(2002年)の時に選ばれたメンバーに中村俊輔を加えた、あの当時のメンバー(とコンディション)だったのではないかと思っている。
あの時にガンコなお調子者の外国人監督が、自分のソリに合わないと中村俊輔をハズしやがったけど、あの頃のメンバーこそが実は最強で、その当時は日本人もまだまだ国際的に認められていなかったために、なかなかビッグクラブに入団するのは難しく、実力が正当に評価されていたとは言えなかったけど、あの頃の日本代表メンバーの実績等があるからこそ、今の日本代表メンバーは国際的にも評価されるようになってきたわけであって、しかも、広告塔としての経済的効果の大きさなども加味されて、今ではビッグクラブへ次々と入団できたりもしているけど、その評価はサッカーの実力だけではないことを、本人達はそろそろ思い知るべきであろう。
 
 
いずれにしても、ワールドカップ本戦の予選トーナメント開催中にこんなことを言うべきではなかったのかもしれないけど、あの試合内容は、僕がこれまで過去に見てきたワールドカップサッカー日本代表戦の試合の中でも、本当に最低の試合だった。
そりゃあ、結果だけ見たらもっと点差の離れた負け試合はいくらでもあったけど、でも、あんなに必死さの伝わってこない、それでいて試合後に選手達が余力を残して淡々とコメントしている状況というのは、いまだかつて無かったような気がする。
そりゃあ、結果だけを求めている人も多いのかもしれないし、負けて仕方がない、よくやったと思っている人もたくさんいることとは思う。
けれども、僕個人としては、結果は二の次で構わないから、とにかく死力を尽くしてくれれば、特に負けているような状況下であれば、試合後にコメントもできないくらいに必死に戦ってさえくれれば、それが何よりも一番嬉しく思うし、負けたくせに選手達が余力を残して淡々とコメントをしている状況というのは、もう二度と見たくないと思う。
ワールドカップに出たくても出られなかった、多くの日本人サッカー選手のためにも、今のサッカー日本代表メンバーには死力を尽くすつもりで、今後の試合に臨んで欲しいし、死力さえ尽くしてくれさえすれば、結果がどうであれ、それで僕は嬉しく思う。