前回（3★☆★今さらYouTube始めて良かったこと）の続きです
1. ヒカキンさんやフワちゃん（だけじゃないけど）はすごい
2. アニメ映画に人気俳優さんをつかう理由
3. 横溝正史先生は凄すぎる
4. 永井豪先生も凄すぎる
5. 自分の作品の意義ってなんなんだろう
その３です。
僕は横溝正史先生の作品がとても好きです。
なんなんでしょうね・・・あの物語の深みと怖さって。
なんせ犯人は生きている人間なんですよ。それが一番恐ろしい。
もっとも、1977年の八つ墓村はちょっとテイストが違っていて
八人の落武者の祟りも大きな役割を持っていたように感じますけれど。
テレビドラマ・映画で何度もリメイクをされるということは
当然、犯人が誰なのかも知られているわけで・・・でも、リメイクされる。
時代はどんどん変わっているのに。
ストーリーは当然のことながら、各キャラクターのバックグラウンドとか
性格とか深掘りされているんですよね。
横溝正史作品が特に凄いなぁと思うのは、なんといっても主人公たちにとって
都合の良く物語が進んでいかないところです。自分で本書いてみたりすると
これが本当にむずかしいことがわかります。
トリックとかもアイデア出すのは本当に難しいけど、
物語が主人公の都合で進まないのがやはり読んでいて飽きない１番の理由だと思います。
横溝正史先生は本当に凄い！
作品が何十年の時を経ても愛され続けられるのは、出てくるキャラクターたちが
ずっと生き続けていることもあるのでしょう、きっと。
先生はとっくの昔に亡くなられていますが、作品の登場人物は
全員生き続けている。どうやればあんな作品が作れるのだろう・・・
それにしても・・・悪魔が来たりて笛を吹くを読んでいて
クライマックスシーンで犯人がわかった時は
「これぞ、小説の醍醐味」って思いました。
本物の身震いしましたから。
大袈裟じゃなく。
口論となった女性の右腕が一滴の血も流さずに肩から外れて床に落ちた。
対応した医師が彼女のマスクを取ると、そこにあるはずの口はなかった。
―― 何かが始まったのだ。
【横須賀雨 ”レイニー” ジョニー】
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