佐野の道路は不入斗から

衣笠までかなりまっすぐです。

そしてこの道路が

横須賀中央あたりの発展の元でした。


古代の中央は

まともな平地がなく、

古東海道は衣笠から大津へ

向かっていました。


中世に入るころ、

竜本寺の日蓮上人伝説で

中央付近がやっと歴史に登場します。

わずかな砂浜だった

米が浜に上人が上陸、

崖っぷちに竜本寺が建立されました。

当時の中心だった鎌倉へは

古東海道がそのまま

鎌倉道として通っていて、

付近には曹源寺や

大明寺などの大きな寺院ができました。


特に大明寺は宗派も同じで、

二つの寺院を結ぶ

深田台→上町→不入斗→佐野→衣笠のルートが整備されていきます。

初めのころには

道の両側に松並木が植えられた

立派な参道でした。


こうして横須賀は鎌倉とつながり、

そのまま戸塚、江戸へと

陸路でもたどれるようになったのです。


この立派な参道は

今でも佐野のまっすぐな

道路に面影を残しています。


ここは元々不入斗から流れ出て

平作川(新田ができるまでは古平作湾)へ

と注ぐ宇東川の河岸でした。


江戸時代の初めに

新田ができてからは

昭和になっても

川の氾濫に悩まされ、

戦争中の昭和19年に

本格的な暗渠計画が立ち上げられましたが終戦で延期され、

やっと昭和44年になって

工事が始まります。


今では宇東川緑道として

曹源寺から不入斗橋まで、

車を気にせずのんびり歩ける

散歩道となりました。




第3回ミニ講座のお知らせです。


古道に昔日の面影をたずねて


①古東海道

②西の浦賀道

③東の浦賀道

④平作から浦賀(横須賀古道散歩の道)

⑤平作から長井(大楠山を越えて西海岸へ)


古地図と画像を使い

様々な古道を辿ります。



日時:7/20(火)

時間:14:00~15:00

場所:生涯学習センターまなびかん

第2学習室にて


→受講料:300円  資料付き 

当日徴収いたします

→定員:20名( 60名の部屋になので

ゆったり講座を受けれます)


申し込み制

残12名になりました


★当日は手指消毒、

マスクを必ずつけてください。

マスク無い方はご参加出来ません。

★当日は換気を十分に行います。

★コロナの状況により、開催を

中止することもあります。


第3回

ミニ講座に参加希望の方はこちらの


☆出張講座など承ります


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