J1ビザでハワイに住む。その2 | the days of ALOHA with flowers

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Feb.2016〜Mar.2017の一年間、
J1 visaでHawaiiでFloristとして働いてました。
Jan.2024〜はAustraliaに滞在中!(ワーホリじゃないよ)

あろは

 

 

前回の続き!

 

前記事はこちら

 

 

 

今回は

 

「奴隷ビザって本当ですか?」

 

という質問について。

 

 

 

このワードで検索してくる人も非常に多い。笑

 

 

 

答えは一概には言えませんが、色んな企業で働くJ1の人たちから色んな話を聞いてきた私の答えとしては、YESです。

 

 

もちろん、NOだと答える人もいるでしょう。

 

だけど私が色々話を聞いてきた中では、NOとは言い切れません。

 

 

 

まず、ハワイでJ1ビザを雇っている会社はおそらく9割が日本人経営の会社です。

そうでない企業もあるかもしれませんが、私は聞いたことありません。



あ、ちなみに

※これは全てハワイに限った話です。メインランドではどうかはわかりません。



 

だからハワイにあるというだけで、経営者が日本人である限り日本の会社と変わりません。

 

 

 

なぜ奴隷ビザと言われるかというと、J1ビザを「日本人を安く雇えるビザ」という風に考えている企業が非常に多いからです。

 

そして、日本と同様、そういう会社も表向きはきちんとしているので実際に働かないとブラックかどうかはわかりません。

 

いきなりブラックなパターンもあれば、徐々にこき使われ始めるパターンもあります。

 

 

 

もちろん、善良な企業もたくさんあります。

 

 

ですが、Eビザ(いわゆる就労ビザ、3年ぐらいはいられる)で日本人を呼び寄せようとすると会社が多額のお金を払わなくてはならないため、本人がお金を払ってスポンサー団体がビザを出してくれるJビザで安く雇って、期間中使えるだけ使おうと思っている企業は確実に存在します。

 

 

本来ならばJビザはあくまでも研修ビザで、他の従業員と同じ仕事をしてはいけないビザです。

ですが他の従業員よりも賃金を安く設定された上に、他の従業員より働かされるということが多々あるようです。

 

そしてそういう場合、本当ならスポンサー団体に速攻報告しなければいけないのですが、そうなると自分がどうなってしまうかわからない、仕事しないとハワイにはいられない。

そのため、どれだけこき使われようとも、ハワイにいたいがためにスポンサー団体にも言えないということになり、企業の思うツボなわけです。

 

 

 

そのため、「ハワイに住む」ということに重きを置いて職種にこだわらず、興味本位で未経験の職種の企業を選び渡米してきた場合、酷使された時はつらいと思います。

 

 

とにかくうちの会社は日本にいる社長、こっちで取り仕切っているマネージャー双方共に人間としてどーなんって人たちなので 笑 労働状況はひどいもんです。詳しくは書けませんが。。

まあJ1だけに限らず他のスタッフたちもそうなんですけどね、うちの場合は。

 

私自身、何度もスポンサー団体への報告を考えて、メールの文章まで考えてあるけど(笑)いろんな複雑な事情があって思いとどまって今に至ります。

 

日本だったらとっくにやめてるよこんな会社 笑

 

 

 

 

 

そしてもう一つ、これはどこのエージェントもですが、よくやっているのが職歴詐称に嘘のトレーニングプランの製作。

 

これやってる時点でJビザがあまりいい使われ方をしていないことがわかるよね…

 

 

本来、Jビザは今までやってきた経験に基づいた研修をアメリカでするビザであるため、今までの職歴に沿った職でしかトレーニングできません。

 

ですが、職歴を真っ赤な嘘ではないものの、ある程度詐称して未経験の職に就いている人に何人も出会いました。

もしくは、嘘のトレーニングプランを作り今までの実際の職歴に合うように無理やりこじつけるパターン。

 

 

例えば、ずっと事務職をやってきた販売未経験の人が「会社はアパレルの会社だけど私がやるのは事務職です」と言って実際は事務職でなく販売員をやっていたり、逆にずっと医療事務で働いていた人が飲食業をやるのに「病院内のレストランで働いていました」などとうまいこと嘘を言って、無理やりビザを取得させています。

 

 

これを言わせているのは全て日本の斡旋業者です。

だからスポンサーや大使館との面接のときも、エージェントから「これは言わないでください」「この場合はこう答えてください」と叩き込まれます。

 

 

それでもみんなハワイに来たいし、ハワイに来れるならなんでもいいと思っているからいいのかもしれないけど、本来なら正しいことではないよね。

 

アメリカという国を欺いているわけだから。

 

 

私もビザが取れればそんなことはどーでもいいと思っていたけど、実際来てみてこき使われて、やっぱりそういう虚偽を働かないと取れないようなビザは取るべきではなかったなと思いました。

 

 

まぁ実際取ったもん勝ちだからいいんやけど、如何せん私めっちゃ真面目なんでそういうこと思っちゃうんだよ笑

 

 

そしてなぜビザの取得が厳しくなったかっていうと、やっぱり違法に働かせる企業が多いから厳しくなってるんだよね。

 

なぜそこまでしなくちゃいけないのか。なぜ厳しいのか。

そこをもっと考えるべきだったなと思います。

 

 

 

 

実際、今ブライダルは全面禁止になっているようですね。

スポンサー団体によるのかもしれないけど。

 

こうなったのも、昨年、ブライダル関連会社が残業代未払い、最低賃金を下回る給料しか支払っていなかったことが明るみに出たことが原因です。

 

その事件についてはこちらを。

 

 

 

 

ただ、もちろんJ1でもきちんと定時通りに退社、給料も契約どおりにもらっている会社もあるので安心してください。

 

 

そんな給料未払いとかそんなブラック企業ってハワイなんだから稀でしょ、そんなに多くはないでしょって渡米するまで思っていたよ。

 

まさか自分がそんなクソ会社に当たっちゃうとは微塵も思わんかったよ。笑

 

けど私は残業代や給料はちゃんと支払われているだけマシだと思っちゃってるあたり、俗に言う社畜となりつつある。笑

 

残業代一切払われていない、休みも週一しかないことがほとんどって人にも出会ったからね。。 

私もトレーニングプランに労働一日8時間って書いてたのに全然違うしね。。まぁ暇で5時間とかの時もあるけど。。

 

 

 

じゃぁ、J1ビザでハワイに来るのはやめとけってことになるかっていうと、そこは微妙なところで。。

 

 

 

それに関しては次記事で。笑

 

 

 

ほなまた( ´ ▽ ` )ノ