目に見えないものが、大事。
形にこだわらない。
その通りだと、大いに納得してきた。
が、
見えるもの、
形、
とのお別れは、
想像をはるかにこえて、
しんどい。
海溝より深い悲しみとか
底無し沼みたいな絶望感とか
強制的なセピア色の虚しさとか

一歩も動けなくなるような感覚が、
次々にわきおこる、
おしよせる。
形あるものとの別れは、
なんのために、
必要なんだろぅ。
有形と無形のさかいめを、
溶かして無くしたい。
そんな世界は、あるのかな。
そんな風に考えることが、
この経験の一つの役目、なのかもしれない
