今日はクープドモンドデュラパティスリーの講習会にきております。
クープドモンドとはフランスで行われるお菓子の世界大会で、チョコレート細工や飴細工、アントルメ、デセールなど様々やジャンルをチーム戦で競う大会でして…
今年、2015は日本な見事第2位!!
日本のレベルの高さが伺えますね(°_°)
午前中はケーキの講習と試食
まずは…
リッツカールトン東京チーフパティシエ
徳永純司シェフによるアシェットデセールの講習
アシェットはお皿、デセールは文字通りデザート
皿盛りデザートですね^_^
基本的に世界大会レベルになると、ケーキやデザートとピエスモンテというお菓子工芸が必須となります。
すると、ピエスモンテのテーマに沿ってデザート、ケーキもデザインが一貫することが多いのです。逆も然り。
私は出場したわけではないのでどこまでどう考えてデザートなどを組み立てているかまではお伝えできないけど、一般的にはそう言われております。
さてこのデザートですが…ピエスモンテのテーマがマジックショーということで!!!
シルクハットのデザート
見た目はご覧の通り 可愛い♡
ラングドシャで作られたハットの中にチョコレートのムース、柚子のコンフィチュール、バニラアイス、柚子のグラニテなどなどかなり複雑な構成になっておりますが、
これが…ものすごくふつーの味なんです
でも…
すごく感動したんです♡
なにを食べているかわかりやすく
食感もあり
食べさせる温度もちょうどよく
つまりアイスもなめらかで非常に良い状態
特別な食材は一切つかっておらず…
でもすごくすごくふつーで
すごくすごく美味しかったんです♡
口に入る温度、食感、風味など、すべてを丁寧に行い、考え込まれていると
ふつーがここまで特別なものになるのか
「食材にこだわらずとも腕があれば美味いもんなんかつくれる、そいつの腕次第」
と徳永シェフ
すごいです。その一言に尽きる…
感動しすぎて書ききれないのでデセールはこの辺で 笑
続きましてーーーーー
アントルメショコラ担当
オクシタニアル シェフパティシエ
中山和大 シェフ
これも美味しいんです。
でもやっぱり組み合わせはチョコとフランボワーズと特に変わったものでもなく…
食感とか好きです
ただ審査員に提供するのケーキの温度を10℃までもっていってから提供するようにしたと
一般的に冷たいものって味を感じにくいんですよ
甘いものなんてとくに!塩もそーですよね
担当は虎ノ門のアンダーズ東京スーシェフ
杉田シェフ
デザインが可愛いすぎる ♡
杉田シェフ、見た目は怖かったですが非常にお茶目な方
チームの中で一番年下らしく徳永さんたちにいじられてばっかりでした
こちらは正直あまりアイスケーキというものを食べたことがなく比べ難いものでした…
初体験に近いですかね
なので
ほー…こういうものなのかとこれまでと比べるというよりはこれからの自分の物差しとなる製品だったかな
でもアイスケーキって、みんなの憧れですよね 笑
サーティーワンのアイスケーキとか♡
小さいときは上にのってるスヌーピーがほしくて買って買ってーってお願いしたものです。
まぁデカイし食い切れないから買ってもらった記憶はないですが…笑
最後は…
見事にアシェットデセールとアントルメショコラとアントルメグラッセと一貫性があり
なめらかな流線形のピエスモンテ
チョコレートでつくったグラマラスな女性と
ハットの飴細工
すごすぎて私なんかが偉そうにあーだこーだ言えないです 笑
細工って簡単そうにやってるように見えるんですけどやってみると難しいんですよねー
この講習会を通して感じたことは
ケーキ作りに関してはほんとにみなさん特別なことなんてしてないんです。
もちろん私の勉強不足のためか、初めて見た材料はちょこっとありましたが…
ごくごくどこのパティシエも知ってる一般的なものを上手に組み合わせて良い状態で仕込んで良い状態で食べさせてる。
それだけでこんなにも特別なものになるんですね
「当たり前を積み重ねると特別になる」
てとあるパティシエの巨匠がおっしゃってました
ほんとにそうだな
当たり前のことを当たり前にやることほど難しいことはない
だって人間ですもの
何事も積み重ねることが大事なんですね
代表選手の方々朝から遅くまでありがとうございました!