回想~2010年 7月/七夕の願い | 小児拡張型心筋症闘病記録「パパ!ぼく元気になったらジャスコに行きたい!」

小児拡張型心筋症闘病記録「パパ!ぼく元気になったらジャスコに行きたい!」

4歳の時突然「特発性拡張型心筋症」になった息子と家族の記録です。

7月7日、言わずと知れた「七夕の日」息子の通う幼稚園の

お友達と先生方から切ないほど快気への願いが込めらた

七夕飾りが届けられました。


息子の好きなグリーンで構成された七夕飾り。

吹き流しの部分にはみんなで折った個性が光る折り紙の兜

が施されていて「わぁーすごーい。」と息子も大喜びでした。

幼稚園のみなさんの息子への想いが確実に私ども家族へ

届き、とてもうれしかったことを覚えています。


一方、渡航に関しての動きも具体的になっていきました。

医療チームはVCT50(補助人工心臓)2台の確保をなんとか

都合をつけていただき、アメリカへ輸送してくれました。

1台は向こうへ着いてから装着するメイン機として、

もう1台は何かあった時の予備として2台必要となります。

到着後、アメリカ側で正常に稼働するかなどのシステム

チェックに2~3週間かかると説明されたがなぜそんなに

かかるのかが疑問でした。

とんでもなく旧式なのでスイッチを入れて、細かな動作

を確認するには多く見積もっても3日あれば十分だと

思うのですがあちら側の指定ということもあり、

納得せざるおえませんでした。


さらにT大学病院側の同行されるドクターのスケジュール

の都合や飛行機の席の空き状況など、さまざまな

事情で渡航予定日はデポジット送金後の55日後となる

8月25日(仏滅)になりました。

と言うかそこしかありませんでした・・・。


1ヵ月と25日後・・・

せっかく皆さんの善意と努力で早く達成させていただいたのに・・

もっと早く渡航できないものか・・・

病院側とアドバイザーへ善処できないかと相談しましたが

8.25が濃厚。その答えしかありませんでした。

このタイムラグが悪く作用しなければ良いが・・・

心の中ではそう思っていました。


救う会は渡航日報告に向けた記者会見のセッティングを。

私達家族はパスポートやビザの取得作業や現地へ

持っていくものの買い物など慌ただしく日々は過ぎていきました。


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 おかげさまでみんなの願いが叶いました!