精神科の門前薬局で 思うこと | 横鹿(よこしか) の 世界

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本職は薬局勤務の薬剤師ですが
西洋占星術(ホロスコープ)
オラクルカード
「宇宙生命体ぴーちゃん」とともに
スピリチュアルな生き方をばく進中。






【はじめに 御注意】

本日の 記事は わたくしが
個人的に思う事ですが
必ず キィキィ 上から
意見を言う方が いらっしゃいます。


言って おきますが
普段は軽めの記事を
書いては おりますが
わたくし 薬の専門家です。



若かりし頃は
大手製薬メーカーの 研究所 
(そしてそれは薬理学 専門部署)
に 勤め 現在流通している
幾つもの薬が 開発されていくさまを
商品名が付かない 段階から
リアルに 見てきております。



その退社後は
とても沢山のタイプの
患者さん と
様々な 科 の 裏事情 
知っても おります。




経歴を自己顕示の様に
扱いたくは無いのですが
これを伝えておかないと
何も知らないだろ!
頭でっかちな 指示をする方も
いるのも事実なのです。




どれか1つを とって
こう言う事もあるでしょ!
と 言われても



知ってるけど それを踏まえての
意見なんですが…
って 事が 多いのです。




それから
「あなたになんか
    私の病気の辛さは分からないっ!」

って
言う方も 
リアルにも いらっしゃいますが

全ての方の立場にたって
全ての経験してから 物を言うのは
人間界において 不可能です。
(そういう設定で創られてます)



補って申しますと
わたくし 結構 入退院繰り返して
長い時間 待つとか
ハタマタ 誤診されて
緊急入院の経験もありますので
患者さん側の立場に立った事も
家族の通院・入院付き添い
などもあります。





読みたくない方は
ここで やめて
自分の好きな 波動の
ブログ に行きましょう。











行きましたね。


念のため
コメント欄は閉じます。




















自分で なくても
友人だったり
知り合いだったりの方の為に
説明しますと


実際  
ここまで
(ある意味余計な事を) 
考えて
投薬する薬剤師は
経験上 あまり いません。



業務として
そして
″自分のプライベートとは関係無い″
ものとして
行っている方がほとんどです。


逆に そうじゃないと
続けられません。



なので
薬局に
お越しの際には
気軽に お話下さいね。























ある
重い 
閉鎖病棟 も併設している
病院の 門前薬局で
働いていた時
印象深い 親御さん
いらっしゃいました。









この種類の 薬は
とても高額で
そして 量を
半端なく飲むので
例え 1週間 2週間 分であっても

3割負担ですと
何万円とかに なる事も
よく あります。


                ↑重い精神疾患の場合
                    目が離せないので
                    通院は
                    安定 していても 2週間です。
                    









その 負担を軽くするために
特別な 「公費」負担が
あり


これを受ける事により
とてつもなく!
負担が楽になります。



閉鎖病棟がある病院の
医師でしたら

(処方内容にもよりますが)
加療必要となれば
ほぼ「公費」を
受ける事ができるでしょう。















患者さん自信も

近くの
軽めの心療内科とか
精神科の
医師では どうにもならん!

な 感じで
紹介されて来る方が
多いので


自分の状態に
向き合う事を覚悟した方
と 
家族の方がほとんどを占めます。









ただ
どこに行っても
ある「一定数」



認めなくない!
こんなハズじゃない!


わめき散らすような
言動をする
親御さんがいらっしゃいます。



















疾患 (とされてるもの) 
特徴のため

御本人様が
頻繁には
通院出来ず


親御さんが
医師に話して
薬だけは 続けさせる場合が
多々あります。














この
父親 A さんは
娘さんの薬を毎回
貰いに来ます。



「手持ちの お金が足りないけど
    薬をくれ」



そう
毎回言います。






この方
現役でバリバリ働いて
ます。
身なりから
一目で ホワイトカラー (イワユル 頭脳労働者)
と 分かります。



病院では
ごねる事は無いそうですが




毎回
五千円~一万の薬代を
手持ちが無いから
前回の安い分だけ払う
とか
言い出します。





毎回 これなのです。












「公費」を受ければ
負担は軽くなり
上限枠もありますので
無理は無いように思います。





ただ
この「公費」は
税金から
捻出されるものであるため


きちんと
診断してもらい
市役所等に
届け出をする必要があります。






つまり
こういう (いわゆる) 病気である
と 認定を受けなければ
負担は減らないのです。




それを
認めたくないのですね。












実際

国に
負担をかけたくないとか

収入が
十分だから必要ない


たまたま
自分に合う薬が
安かったから払う


とかの理由で
本来の負担割合を
支払い続ける方も
いらっしゃいます。






ただ
この A さんは
認めたくないし

支払う能力があるのに
払いたくないと
言ってるのですね。













高額だと
言われても

それだけの
お薬ですし

最先端の新薬も
湯水の様に
使える 国は
そうありません。


他の国と
ムリクリ 
比べる必要も無いですが
恵まれているのです。















毎回
話し合い
一部だけ頂いたり
悪戦苦闘




それでも
もう
ツケが溜まりに溜まり



もの凄く
温厚な!
薬局長(男性)
流石に





・こちらも経営があります

・他の患者さんへの
    示しがつきません

・先日 紹介した 市役所での
    手続きケースワーカーさんのご紹介の件




など
進言致しました。








今まで 考えられる
あらゆる
助けになるような事を

穏やかに 諦めずに
お伝え続けてきた事が
うかがえました。














それでも


役所なんか
何にもしてくれない!


払わないとは
言ってない!


医療機関なんだから
黙って渡すのが
当たり前だ!
お前まで見放すのか?







そう言って
わめき散らすのです。












そう小一時間
押し問答してたでしょうか


薬局長も
思う所があったのか…

数日分だけ
お渡しして

その場を
おさめました。
















翌日

私は 他店 勤務で
不在 だったのですが



翌日
父親でなく
母親が


申し訳ない様子で
全額 支払いに来たとの事でした。




それ以来 
母親が お薬を取りに来るとの事。


勿論
そこでは
問題は 起こりません。





















患者さんの

保険の変更
本人か家族か
(扶養者か被扶養者ともいう)


姓の変更の
流れなど 


紙の薬歴も まだ
併用してた薬局だったので
目に入り


その方の人生が
垣間見えました。
















30才手前で結婚。
相手の扶養に入り

何かあったのか
離婚・実家に戻り
親の扶養に入る

そんな
まぁ 巷では
よくあること。

















ただ

この父親の言動から



「自分は常に正しい」

「俺は真面目で優秀。
    社会に 貢献してる」

「だからオレの躾も育て方も
    間違ってない 」

「だからオレの娘が
    離婚して実家になんてあり得ない」

「おまけに こんな診断受けるなんて
    何かの間違い」





くみ取れます。





恐ろしいほど
プライドが高い

しかし
それでも
ここに 通わせてるとなると

無視出来ない程の
症状が 娘さん本人に
あったのでしょう。








そして
この 強気の態度の
後ろには


(…恥ずかしくて
   あんなに皆に 自慢していた
    家族の完璧さを 崩すような
    この事を言えない…)


とか


(オレは間違って無いのに!
 ちゃんと 厳しく育てたのに…なんで…)

(立派な肩書きのヤツと
  結婚させたのになんで…)





とか
内的な部分も感じられます。







最近 占星術も
学んでる 私は

きっとあの お父さん
○○座  とか △△座 の星座だろうな…

など
想像も つきます。

















娘さん (この場合患者さん) 


この父親の
価値観を
刷り込まれたのだろうな…


そう
思うと…
同情の念がわきます…










そして

この 父親は
まだ
現実と向き合えてない



自分の娘さん自身が
提起してくれてるのに


まだ
気付かない。








そして
負の感情を 撒き散らし
事態を悪化させている…





…いつか
この父親は 気付けるのだろうか…









それとも
小学生か中学生の様に

「完璧な家族」を求めて

「イヤ~イヤだ~!」と



駄々をこねる事を
続けて
周りを辟易させるのだろうか…。







そんな
お話です。





















続けて
お話ししますと


この様な科の 疾患は
先天性の場合

親御さんも
受け入れて いらっしゃるので
特に荒れる事はないのですが










やっと
育て上げ
自慢の 息子・娘になり

これから社会人で
親の期待を一身に受けてる
状態での 発症になりますと

親の「落胆」は
半端ありません。









そして
子供を
自分の付属物として


他人に対する
マウンティングにも
(意識してしなくても)
利用してる場合



もう
無いものとして
扱うのでは…とも
心配してしまう瞬間が
あります。







医師の前では
懸命に理性を保っていても


薬局で
崩れる方も多いです。









そして
夫婦仲は
お互いの 遺伝子
育て方のせいにしあい
離婚に至る場合もあります。










…そうなると

「絶対幸せになるはず!」

「そうなれば 人より
    優位に幸せになれる!」


信じて疑わない場合の
婚活 や 妊活 は

果たして
意味があるのだろうか…


そうも
思えるのです。










最終的は
どうあれ
何が あっても
そばに居たいとか

逆に
(生きる手段として)
ビジネスライクに
考えての方が
いいのかもしれないな…





しかしながら

その一方で
この 葛藤が
また 人を成長させるとも
言える…











そんな
複雑怪奇な
事を思い



本日も
投薬しております。






(現在は
  この門前薬局ではありません)











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