11/18 GINKGO　イチョウ

イチョウの偉大な力が、はっきりと目に見える形で示されたのは

アメリカによる、広島への原子爆弾の「実験」以降のことです。

1945年8月15日に第二次世界大戦が終わり、日本は降伏しました。

十何万もの罪なき命が奪われ、更にたくさんの人と動物と植物とが

死の放射線を浴びました。

その中で、4本のイチョウの木が、爆心地のすぐ近くであったにも拘わらず

生き残りました。

そのうち3本は寺院の御神木でした。

中でも、爆心地から最も近い1,130メートルのところに立っていた木が

翌年の春、芽吹きを始めたのです。

それ以来、日本では、イチョウは「希望の担い手」となりました。

まず、わたしたちはいったいどこから来たのかをしらなくてはなりません。

さもなければ、どこへ向かおうとしているのかもわからないのです。

自分のルーツ、自分の出自としっかり繋がりなさい。

そうすれば、生命の根源と一体になれるはずです。

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