そ劉孝綽「雑詩・賦得遺所思」


遺簪雕 贈綺織鴛鴦


未若華滋樹 交枝蕩子房


別前秋已落 別後春更芳


所思不可寄 唯憐盈袖香


意】贈られた簪はを雕ったもの、また贈られたあやぎぬには鴛鴦が織られている。それでもあの遊び男の部屋に華やかでうるおいのある樹の枝のあるのには及ばぬ。彼との別れの前には秋の葉はすでに落ち、別れの後に春がきて花はさらに芳しく咲いた。思う彼に花を贈ることもできず、ただ袖にみちる花の香をあわれむばかり。





簪:かんざし


:たいまい。カメ。甲羅がベッコウとしての材料になる。


鴛鴦:オシドリ




難しい漢字が全前半に多いのが気になるけど、華の字がちょうどいいところにきそう。


明日ははじめから10字書いてみます。