今日は七十二候の蓮始開(はすはじめてひらく)です
一年を24の季節に分けたのが二十四節気
それを3つに分けて、より細かい季節に分けられた暦が七十二候です。
今日、たまたま蓮の生息地を通りかかったら、数輪蓮の花が咲いていました。
大賀ハス、2000年以上の歴史をもつ、世界最古の花です。
神々しい姿に悠久の時を感じます。
泥の中から美しく、神秘的な花を咲かせるハス。
仏像の台座になっている蓮の花は仏教界において特別で神聖な花。
きれいな水ではなく、泥水の養分を吸ってこそ、きれいな大輪の花が咲きます。
その姿から釈迦は、“泥(困難や悲しみ)があればこそ、
そこから立ち上がったあとには清らかな大輪の花(人生)があるのだ”と説いたそうです。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」ですね。
人間は誰でも、いい時もあれば、そうでない時もあります。
調子が良くない時に、どうやって考えるか。
トラブルが起きても、状況に振り回されるだけの人と、
大難を小難に、小難を無難に、ピンチをチャンスに、次々変えていける人。
大きな花を咲かせられるのは、諦めず、継続した人。
チャンスはピンチの顔をしてやってきます。
美しい蓮の花のように、物事のプラスの面を捉えて、
大輪の花を咲かせ、周囲に喜ばれる存在になりたいですね