先日、交通事故に巻き込まれました。


赤信号で停車中、

突然ドンっという衝撃。


何が起こったのかしばしわからずにいると、

後ろの車から降りてきた老人が

「すみません!アクセルを間違えました」と、平謝り。


私の車はブログでもお伝えした、届いて10日目の新車でした。


その間、4日間は神戸に研修に行っていたので、

実質乗ったのはたったの6日間。


ショックと恐怖で、その日は何も考えられなかったのですが、

日を追って、疑問や理不尽さが募っていきました。


「アクセルを間違えた」って、お互いずっと止まっていたのになんで??


警察の聴取には

「踏み間違えた。


 スニーカが引っかかったのかも。


よく覚えていない」などと答えていました。


その日から、車の運転が恐怖だったのですが、

日常生活で乗らないわけにもいかず、

やっと手に入れた新車にも乗れず、

代車で仕事に行っています。


もう2週間以上経っても進展もなく、

100 vs 0 の過失で相手が悪いにもかかわらず、

保険屋さんから提示された内容は納得いくものではなかったので、

保険で補償できないと言われた分を、

加害者として補償してくれないか、直接話をしてみました。


すると、


「私が補償するなんて、何のために保険に入っているのか?」

「それで納得できないなら、裁判でもなんでも起こしてくれ」  と。


もう涙が出てきて・・・


何の落ち度もないのに

追突された側が、

経済的にも肉体的にも精神的にも過度の負担を強いられ、

失った時間や、傷ついた心を抱えなければいけない。

保険屋さんとの連絡、

代車の手配のやり取りや手間などに加えて、

「連絡ください」と留守電に入っていて、

こちらから連絡したことも1~2回ではありません。


加害者は、保険屋に任せて、

心の痛みも経済的負担も、

電話での連絡の調整に時間を割かれることもない。


車を変わらず運転されているのか、

免亭になったのか、

悔い改めているのか、へっちゃらなのか。

こちらが知る由もありません。


保険制度って、まさに加害者だけのためのものなんだと

思い知らされました。


この思いを

「はいはい、すみません、お気持ちはわかります、が、保険では・・・」

というだけの保険屋さん相手にしか訴えることのできない理不尽さ。


私のように、直接加害者に連絡することは

保険屋に言わせると、実はご法度なのでしょうか?


今回のことでは、失ったものばかりですが、

周りの人から励ましていただき、

色々なアドバイスや経験談も話していただき、

車屋さんんも、私の心情を察して、色々と調べていただき、

それだけが救いです。


今回のことは、公にはしないでおこうと決めていたんですが、

「裁判でもしてくれ」という一言で、

私の中の何かが切れました。


裁判にかかる費用や時間や手間や心の負担、

こちらが失うものの方が大きいですよね。


それを見越して、そういうことを言ったのなら、

一生許せない思いです。


事故の直後、ひたすら謝っていたのは、

その場だけをやり過ごす見せかけだったのかと邪推もしたりして、

こんな人に追突されたのかと思うと、

改めて自分に襲いかかった不幸に心が折れそうです。


きっと、一方的に被害を受けて理不尽な思いをしているのは、

私だけではないはず。


こんなとき、相談できる場所、

本当に親身になって解決をサポートしてくれるところが

あったらいいのに、と思います。


このブログを書くことは、

追体験になって苦しかったのですが、

書くことで

苦しい心から一歩でも前向きになればと、


そして、車を運転される方は、

自分のほんの少しの不注意で、

相手からどれほど多くのものを奪うのかを

わかっていただけたら、


高齢者の方は、

事故を起こす前に自分の判断能力を見極めて、

運転をやめる決断をする勇気を出していただけたら、


と思って、私も勇気をだして書きました。