先週の日曜日はとある会派の審判講習会に
参加させて頂きました。
この4月から施工される新ルールの
審判講習会です。
我が子たちはこの講習会の試合形式の
選手として参加したわけですが、りょうは
骨折してるので見学でハル、ジュンが試合を
しました。
この講習会では1時間半程が、いわゆる「学科」
でその後、実践での捌きとなってました。
ハル、ジュンが別会場でアップしている間、私と
りょうはこの学科講習を審判の先生と一緒に
聞き入っていました。
間違っていたら恐縮ですが、新ルールの詳細を
簡単に羅列します。
1.両手で相手を掴む行為は即座に「ヤメ」がかかり、
最初に相手を両手で掴んだ側がウォーニングで
C2の反則となります。最初に掴んだ側の反則です。
ここは現行ルールとは全く逆で今まで反則を
取られていた側が反則を取られることはありません。
自身の安全の為に相手を両手で掴む行為
(相手よりも後で掴む)は反則とならないという事です。
自身の安全の為というところが大切なところです。
2.片手で掴むだけの行為はウォーニングで
C2の反則となりますが、掴んで即座に攻撃した
場合は反則とはなりません。この即座がミソです。
3.主審は反則行為と試合進行について責任を持つ。
副審は得点について責任を持つ事が
より明確化されました。
副審は明らかに当て過ぎのC1反則があっても
自ら主張できません。(動いてはいけません。)
副審が反則を主張できるのは原則、主審が
反則の同意を求めたときのみです。
例えば、現行ルールでは、帯が緩んでいるなどで
副審が旗を回して試合を止めようとする行為があり
ますが、これは試合進行に係る事なので、副審が
主張できない事例です。
この場合は主審と監査が試合進行についての
責任を持つので、主審が試合を止めない限り、
副審は主張してはいけません。
たとえ帯が外れようとも、あくまで主審の判断です。
新ルールでは主審の試合進行のセンスが大きく
問われることとなります。
主審は副審の得点に対するジャッジ(2名以上)に
従わなければなりません。但し、ここで反則の同意を
求める事が主審にはできます。
ここは現行のルールと大差ありませんが、実際の
現行の試合でよく見られる後出し的な副審のジャッジ
はNGです。(多分現行もNGでしょうが、、、)
ここの部分は、随分と厳しく指導されていました。
他も沢山あるのですが、ざっくりこんな感じだと
思います。
最後にかなりの高名な先生が言われてましたが、、、
新ルールは空手本来の突き、蹴りを明確にし
技として更に認める為だとも言っておられましたが、
逆に現在主流の投げ技をルールの網(キズ)を
利用して別の形でルールを逆手に取る方法を
取ってくることも予想されるとも言っておられました。
ここでルールは守るものというのが伝わってほしい
という思いが凄く伝わってきました。
ルールを使っては、、、ってことだと思います。
これは私の個人的な感情の話かもしれませんが、、、
正しい方向に向かったなら必要ありませんが、
逆手に取るような動きが多数ある場合は、また
ルールが改正されるのだと思われます。
どのスポーツでも、どんな世界でもそうですが、
その時代、その時に合わせて常に進化、成長して
いくべきなのだと改めて考えさせられた一日でした。
ここで綴っているのはあくまで私の感じたことで
解釈違いの事もあると思いますので、正確には
改正ルールの詳細を各人がご参照下さればと
思います。
とても有意義な講習会に参加させて頂き、
諸先生方、、、ありがとうございました。
そして明日は恐らく現行ルールで行われる
最後の大会と思われる大会に参加します。
3月以降は新ルールで行う大会がほとんどなので、
多分最後となります。
もちろん、我が子たちは新ルールバージョンで
試合をさせたいと思います。(現行ルールでは不利と
解ってますが、、、)

