凹む事、、、



 子供というよりは親が凹む方が遥かに多いと思われます。



 子供が空手を習い始める理由、、、


 お友達が習っていたから、、、ママ友さんの子供が習ってるから


上の子が習ってたから、、、武道と言う響きにしっかり躾をしてくれそう、、、


 丈夫な体になってほしいから、、、等々


 特に幼年、小学低学年では、子供自身から空手を習いたいという子は


そうそういないように思われます。


 

 そして子供が空手を辞めていく理由、、、


 お友達と比べて上達が遅く感じ向いてないと親がなんとなく通わせなくなる。


 躾してもらえると思っていたけど、期待したほどではないので親が


なんとなく通わせなくなる、、、大会に出ても全然勝つ事が出来ず、親の


熱心さが冷め、親がなんとなく通わせなくなる、、、親が他の事を新たに


始めさせ、親がなんとなく通わせなくなる、、、親が指導者との意見の違いで


疎遠になって行き辞めていく、、、


 親の転勤等により、大きく環境が変わり空手を習う場所が無くなって


やめてしまう。、、、等々、、、



 始める理由もやめる理由も親の考えが大きく反映されています。


 空手に限った事ではありませんが、これが現実だと思います。


 非常に高い目標の元、日々努力していたがそれが報われなかった


(大会で勝つ事が出来なかったなど)、、、熱心に取り組めば取り組むほど


 凹む事は沢山あると思います。


 昨年の私がそうでしたが、大会成績だけにスポットが当たってしまい、


 思う成績が得られなかったときの凹みはとてつもなく大きいものでした。


 (それまでして来た事を否定してしまうような感覚に陥りました。)


 この気持ちから抜け出せずに子供に他の事を新たに始めさせる親も


多いと思います。 私はふとしたきっかけで凹んでいた期間は2ヶ月程


(チョット長いですね(笑))で抜け出す事ができました。


 それは何故空手を習っているのか?っていう最初の思い


思い出せたからです。


 それは我が子はとても体が弱く病弱で、少しでも元気になってほしい


という想いでした。(そこに勝ち負けの気持ちは存在しませんでした。)


 子供の日々努力している所にスポットが当たれば、また前を向いて


子供をサポートする活力になるような気がします。


 子供が新たに何かを始めるときに、、、とにかく大会で勝てる子になって


ほしいなんて最初から思う親はそうはいないと思います。


 いろいろな事を覚え、出来るようになってくる過程で大会に参加し、


勝ったり、負けたりして成長していく、、、レベルが上がれば、大会での


目標も高くなっていき、更に大きな目標に当然なって行きます。


 勝ったことでとても嬉しい気持ちになるし、負けたことで落ち込み、審判や


組合せのせいにしたくなる気持ちも出て来る場合もあると思います。


 ただ、負けたことでそれまでしてきた努力までも否定する必要はないと


思います。


 きっと努力の仕方、方法が間違っていたり、何か足りないものがあったのかも


知れません。  それを次に繋げていけばよいのだと思います。


 だから私は、私から見て我が子が精一杯やっているように見えたら、、、

 

 今は勝っても負けてもまず褒められるようになりました。(昨年までは


これが本当に出来ていませんでした。)


 昨年までは勝てば引き締めて、負ければ叱責していたように思います。


 内容より結果だったのだと思います。


 結果、成績はとても重要な事ですが、その過程を大切にすることも同じ位


重要な事と思います。


 それまでやってきた努力は本物なのですから、、、


 私は、努力は必ず報われると思ってはいませんが、正しい努力をすることが


出来た人は目標の成果を手に入れる可能性は高くなると思っています。


 正しい努力は百人百様なのでそれを親子で探して行けばきっと前をむいて


進んでいけるような気がします。


 長々と綴りましたが、現在、凹んでいる方のほんのちょっとでよいから参考


になればと思います。



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