報告がちょうど一ヶ月遅れましたが


夏休みを利用した裏銀座の単独山行、今年も行ってまいりました~。

ちょうど昨年、あまりにも素晴らしかった三俣カールの思い出が鮮明すぎて

今回は裏銀座でできることを全て詰め込む!

というポリシーのもと、以下のような行程で強行突破してまいりました。


単独行を心配する相方が登山口まで送っていってくれ、

前日は大町温泉に宿泊したので

移動行程も大幅短縮され、以下のようなルートで歩いて参りました



9月22日 高瀬ダム→烏帽子小屋→野口五郎小屋

9月23日 野口五郎小屋→水晶岳→温泉沢分岐→高天原山荘&温泉

9月24日 高天原山荘→高天原峠→雲ノ平→三俣山荘→三俣蓮華巻道→黒部五郎小屋

9月25日 黒部五郎小屋→黒部五郎岳→太郎平→折立


名づけて 裏銀座全部盛りの山たび。


標高差とか総行程距離とかもう計算する気にもなりません。

50キロ?60キロ?


6時半にクルマが入れる終着点七倉まで到着

単独行とか小雨が振り出しそうな天気とか、相方はものすごく

心配そうですが、毎日定時連絡をすることを約束して、

本降りになる前にとっとと出発

高瀬ダムまではタクシーで10分あまり。

「今日はほとんど誰も送ってないねえー」

との運ちゃんのお言葉に、またもや静かな山旅のヨカン。


コバルトブルーの高瀬ダムの横までクルマを付けてもらい

ちょっと怖いトンネルを通ってイザ登山口に。


いきなり「北アルプス三大急登」の一つ、

烏帽子岳のぶな立尾根、登りCT5時間に取り付きます


行くぞー!

と気合入れておばさま、おじさま合計四人ぶち抜く。


ですが




んが、


ほへ?




道はものすごく整備されてるし


丁寧にゴールまでのカウントダウンをしてくれるし


小雨が降ってて眺望が効かないのはガッカリですが


なにより足元の地面が、火山灰から成ると思われる

海の砂のようなさらさらの砂で

足にもとっても優しい道で


ホームグラウンドの鍋割山やら雲取山を

彷彿とさせるキレイなブナの山道も気持ちよい。


CT1時間半短縮の3時間半で烏帽子小屋到着~音譜




今年初めて3000級の山だし、ちょっと不安だったのだが

意外といけるじゃんわし!と調子付く。


天気がよければ烏帽子岳山頂ピストン

してくるところですが、ガスガスなんでスルー。

しかし昼食休憩しているだけでもかなり冷えてきます。

もう完全に秋山です。









しかし、見事に一人旅です。

懐メロメドレーを大声で歌ったり、自分と会話したりしながらとことこ歩く。

街中では怪しい人ですが、山ではやり放題です。


そうこうしているうちに、今日のお宿


野口五郎小屋に到着 なぜ岩だらけなんだろう・・・。


そうこうしているうちに天気も回復してきて




ブロッケンさんも見えました。


今日が小屋じまいというだけあって、全部で宿泊客7人

女子は私一人で、なんと一人で個室をもらえました。


しかし思うんですが、多分ピーク時にはこの3畳間に

4組用意されている布団がフルで使われるのでしょう

この小屋。


まあ花がもう散っちゃってるとか

すこし寒くなるとかいろいろ問題はあるんでしょうけど


静かにぼーーーーっと下界での

生活を考えたりしながらお山とお話できて

小屋もゆるゆる使える9月は実は、イイ!


と悦に入りつつ就寝。8時。