最近「女性編集者」とか「女性記者」を主役にした
映画とか漫画とか本が多いですね。
世間からはこの仕事は憧れの職業として見られてでもいるんでしょうか。
自分の仕事が外からどんな印象を受けているのかというのは
ちょいと気になるところなんで、上記の「プラダ」と「働きマン」
を今読んでるんですが。
どっちもありえねー!!
特に「プラダ」の方はとても面白いんですが
あの有名なVOGUE・米国版の鬼編集長
アナ・ウィンターさんのアシスタントをやっていた
方が原作者だとか。なので、おそらく
現実にこれと近いことが行なわれていたのでは
ないか、と言われておりますが。
まあ、細かいところはネタバレになるので
よしとしますが、何がありえねーって
この激務で
そのオシャレな格好の維持など不可能です!!
何ですかその爪。何ですかそのヒール。
そしてなんですかその極端に小さいかばん!!
ファッション誌の編集部の実態は知らないんですが
(ホントに会社に換え衣装室とかメイク直しスタッフとか
いるんですか?マジなんでしょうか??)
少なくとも私の職場に多少近い「働きマン」の方。
徹夜明けでそんなキレイなカッコを維持できませんったら(笑)。
男も女も。
ちなみに、今日の4時半まで編集部内に
男子1名、私を含み女子2名が原稿書きで居残りをしてましたが。
男子→油ギッチュな頭髪はぼさぼさ。ヒゲは伸び放題。
ワイシャツは一日半着こんだいい感じのしっとり感が
漂う。
女子1→お肌はぼろぼろ。前髪を目玉クリップ(髪用ではなく紙用の)
で止め、目は血走り顔はむくんでパンパン。紙の山の中に突っ伏して気絶中。
私→午前1時を廻ったところでおもむろに化粧を落とし
すっぴんにしてコンタクトを外し牛乳瓶メガネをかけ、
スーツからユニクロのスエットに着替える。
掃除のおじさんの目を盗んで給湯室の流しで
洗顔、歯磨き、シャンプーを敢行。
とっても絵にも映像にもできるような代物ではないのです。
佳境の時の実態は、文字通り修羅場です。
とりあえず私もお風呂セットは常備しているし、特集で詰めている人が
多いと長時間起きつづけた人間の体から出る
えもいえぬ酢っかいニオイが部室内に漂うし。
でもね、そうやっているとなんか人として、あと一応女子として
すごく悲しくなることもあるのも確かでございまして。
映画とか漫画の主人公の女子編集部員の華やかな姿
なんかを見ていると、やりようによっては
あのように美しく働く方法はあるんではないか、と
たまーに立ち止まって考えてみたりするんですが。
あ、会議始まる前に風呂行ってこないと。
酢っかい酢っかい。